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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第一章 ホール・ダンジョン
21/217

第21層 難しい依頼

この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 「まあ、こんな事があっての」

「で、この町を救えということね」

ミチの言葉に、町長はうなずく。

 切り返しよくやったミチ!と僕の心の中にとどめておく。

と言うのも、数回にわたって同じ話が町長の口から出ていたのである。

あまりの話の長さと重さで、隣のユミルは完全に右手を付き、眠っている。

「で、私は救う気満々だけど、あなたたちはどう思う?」

ミチは、ミライとユミルにそう聞いた。

ミライは、ユミルの肩を左人差し指で強めに突き、ユミルを起こした。

「正直、死と隣り合わせだから…ねえ」

「もちろん、それに見合った報酬を出そう。10万リピオンでどうかの?」

ミライの軽い批判に、町長が答えた。

 10万リピオンと言う言葉に、ミライとミチは驚いた表情を見せる。

「俺は助けるに賛成だ。報酬も良いし、それより俺たちならいけると思う」

寝起きとは思えないユミルの発言だった。

 気がつけば、全員の目線が、ミライに集中している。

「多数決の通りです。それで、どうすれば良いんですか?」

ミライはそう答え、町長に目線を向ける。

「それはまた後日話をすることにしよう。その時資金も持ってくる。おお、自己紹介がまだじゃったの」

何かを思い出したかのように言い、席から立ち上がる町長。

「わしの名は、リケード・ガープ。ガープでよい。では、また明日こちらに伺うとしよう」

「ミチです」

ガープの自己紹介の後、ミチは名を名乗り、席から立ち上がる。

「ユミルです」

「ミライです」

ユミルもミライも、ミチと同じ行動を取る。

ガープは、何も言わず、少し軽い表情をして、食堂を出て行く。

「じゃあ、私は町長さんを送ってくるわね」

そう言って、ネルロスも立ち上がり、ガープについていく。

 そして、玄関の扉が開いて閉まる音が、無音の食堂に響き渡った。

「ふわー。終わったー」

そう言って、ミチが崩れるように席に着いた。

「て、本当に行くんだよね。死んだりしないか?」

ミライも本音を漏らしつつ、席に座り、腕を机の上で組み、そこにあごを乗せる。

「死んだら、ねえ…」

ユミルも席に座って呟く。

「ところで、よく寝起きで賛成なんて言えたな」

ユミルに向かって、未来は聞いた。

「あれは…何となく言葉が出てきた」

ユミルの言葉に、2人は笑い出した。

それに釣られてユミルも笑った。

 「さて、今日はどうする?何する?」

ミチは、何か行動しないと落ち着かないようだ。

そして、3人は今日の空白をどう埋めようか、しばらく考えるのだった。

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