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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第二章(下) 束縛された水の街
201/217

第201層 明夢の終わり

この作品の作者は、文章表現が現時点でLv4/無限です。

様々な名称、場面が出てますが、作者は全てオリジナルだと思っています。

作品も作者も成長過程ですが、期待してください。

 名前が決まるまでに時間はそんなに掛からなかった。

おもに名前を決めるまでにした会話といえば……。


「ムーブ、と、メント。どっちが良い?」


「どちらかって言ったら、メントかしら」


「じゃあ、それで決定。今日から君はメントだ」


 そんな訳で、少女の名前はメントで決定した。

 メントは名前が決まった時、あまりにも嬉しそうに微笑むので、名前の由来なんて言える訳もなかった。

 ま、気づかない事を願うしかないな……。


「フフフ……それじゃこのメント様が何故なぜ、あんたの前に現れたかを話させてもらうわ」


 みょうにご機嫌なメントは、無い胸を張る。

そして座るミライを見下すように見つめ、さらに言葉を続ける。


「私はあなたに一つ忠告ちゅうこくをしに来たの。目を覚ましても動いたら駄目。そして目覚めて最初にする事は、メニュー画面から疲労と体力の回復する薬を取り出して、いち早く摂取せっしゅする事。いいわね?」


「ご親切にどうもー」


 ミライは無愛想ぶあいそうに言葉を返す。

その声に思わずメントは苦笑いを浮かべる。


「……絶対に信じてないでしょ?」


「そりゃね。……本当にそれを忠告するためだけに、わざわざここに来たわけか?」


 その言葉に、メントはムッとして動かなくなった。

 さてはメント……まだ何かあるな。

 それにしても、視界が段々と白くぼやけて来た。

……そろそろ夢も覚める時間、ということだろうか。

 しばらく黙り込んでいたメントは、少ししかめっつらでミライに言葉を吐いた。


「そ、そうよ! だからなんだっていうのよ!」


「そうか」


 次の瞬間、ミライは瞬間裏移動ムーブメントを繰り出し、メントの背後に回り込む。

そして、メントの頭をでながら言葉を向ける。


「ありがとうな、メント」


 かすみつつあるメントは、中々こちらに振り向いてくれなかった。

 ミライは撫でる手を離し、メントを不思議そうに見つめる。

 しばらくすると、涙顔なみだがおのメントがこちらを見る。


「おまえ、何で泣いて……」


「別に……なんだって良いじゃない! ほら、そろそろ目が覚めるんでしょ」


 そう言ってメントはミライの体をポンと押した。

 何でメントは涙を流していたのだろう。

それでも、悲しそうには見えなかったから……俺が気にしなくてもいいか。

 ミライはメントと目線が合うようにしゃがみ、笑顔でメントに言葉を掛けた。


「人を見送る時ぐらい笑ってろよ。……それじゃあな」


 言葉を吐き終える頃には、メントがどんな表情をしているのかなんて分からなくなっていた。

 視界がぼやけ続ける中、メントの声だけがただただ耳の中に入ってくる。


「にーっだ! ……頑張りなさいよ。私も、なるべく力になってあげるから……」


 聞こえてきた言葉に、ミライは思わず笑みを浮かべる。

 ……夢なのが残念な位な、久々の良い夢だった。

目覚めたらメニュー画面っと。

 そう思いながらミライは、温かな夢の視界をまぶたさえぎるのだった。

☆今後の別キャラ思想視点書用に星マークを印させて頂きます。

 昨日の投稿時間は……人間によくある誤りです。

 とあるキャラの位置が確定しそうなので、メントはツンデレです。

 自分の好きなように書かせて頂いてるんで、メインキャラの割り振り見たら作者の好々なんて簡単にばれそうですね……。

 では、今後は後書きも区切りの良い所までお休みです。

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