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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第二章(上) 束縛された水の街
183/217

第183層 救出へ

この作品の作者は、文章表現レベルが現時点で3/無限です。

様々な名称、場面が出てますが、作者は全てオリジナルだと思っています。

作品も作者も成長過程ですので、あまり期待はしないでください。

 この世界の星々の光が消え始め、空がだんだん明るくなってきた。


「……そろそろか」


ミライは一言呟き、自分の体の上に乗る2人の手足をそっと降ろす。

そして、寝息を立てて眠るセーナを起こさないようにゆっくりとその場で立ち上がった。


「よっと」


ミライは常温の氷のベッドから降りて、メニュー画面を開く。

そして、慣れた手つきでアイテム欄から掌サイズの甘いパンを取り出し、口に運び始めた。

 今まで氷だと思っていたが、バリアの原型って何なんだろう。

20度前後が常温の氷って……まぁ、いいか。

 食事中の会話なんてあるわけないので、たった一個のパンはあっという間に無くなった。


「いただきました」


頂きますを言い忘れたので、ミライは一言で感謝を言い表した。

 さて、どう攻略しようか……。

真剣な眼差まなざしで街中央にそびえる宮殿を見つめる。

 あの場所のどこかにいるミチを救い出さなければいけない。

たとえ、どんな過酷な状況や戦いが待ち受けようとも。


「さて、早いに越した事はないか……」


ただただ呟き、アイテム欄から愛用の竹箒を取り出す。

 そして、箒のの部分でさらさらっと地面に文字を書いていく。

 出来るだけ大きく、分かりやすく、単純に『すぐ戻って来る』と。

 これだけ大きく書けば、さすがに気づくだろう……。

 ミライは一筆を終えて、2人の眠る姿を見つめる。

 2人とも気持ち良さそうな寝顔を浮かべている。

そんな微笑ましい光景を見ていたら、嫌でも顔がにやけてしまう。

 ただ、そんなにも長く笑ってもいられない。

 幸せそうな光景に背を向け、ミライは『ミチの囚われた場所』と言うなの現実に体を向けた。

 宮殿を見ているだけなのに、様々な記憶がよみがえって来る。

そのほとんどが、不の記憶でミチの事。

 この記憶を不から幸に変えなければいけない。

 そのためにも、あの王に勝つ!

 ミライは箒を逆手に持ち、しっかりとした口調で眠る2人に挨拶をした。


「行ってきます」


「行ってらっしゃい」


……背中から、まさかの返答が帰ってきた。

 ミライは体をビクッとさせ、それから溜め息混じりに笑みを浮かべる。

 一体、いつから起きてたんだよ……。

 色々考えながらもミライは、後ろを振り向く事無く町に向かって歩き出した。

少し歩いた先で左手を挙げて、背中の彼女に礼の意を示した。

 その後、ミライは勢い良く街に向かって走り出したのだった。

まだ納得いってない文を投稿してすいません。


こんな筋場面は良いから、早くメインを書かさしてください。

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