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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第二章(上) 束縛された水の街
179/217

第179層 激しい攻防

この作品は、文章表現レベルが3/1000Lvの作者の書いた作品です。

様々な名称が出てますが、作者は全てオリジナルだと勘違いしてます。

作品も作者も駆け出しですので、作品と共に作者の成長も見守ってあげてください。

「ライトビーム!」


魔水の激圧ウォータープレス!」


セーナとミライの魔術同士がぶつかり、芸術的な美しさを魅せながら大きく弾けた。

 互いの魔術力は、ほぼ同レベルらしい。


「まだまだ、燃盛る変化球フゲネスフレイム!」


ミライは叫び、無数の火の玉を宙に浮かべた。

 ミライはその火の玉らを両手で操作し、空高くに舞い上げた。

その行動を見て、ナトレは苦笑いを浮かべて言葉を投げた。


「何を考えてるつもり?」


「その内分かる!」


ミライはそう言い返して、セーナに向かって突っ走った。

 その時セーナはニヤリと表情を変化させる。


「そろそろ本気でいくわよ!ライトファースト!」


セーナは聞き覚えの無い魔術名を言った。

 確か、どこかで1度は聞いたことはあるのだが……。

あの時のあれは、どんな技だったっけ?。

 そうこう思いながらも、ミライはセーナの方に向かって走っていく。

 魔術では、いつまで経っても勝負が付かない。

近距離戦に持ち込むしか……。


「……ライトスティック」


セーナは願うようなモーションを取り、そう言った。

 細く輝く光の柱がミライ上空に数本出来上がる。

そして、勢い良くミライに向かって無雑作むぞうさに放たれる。

 今まで見てきたものよりも、数倍も速いスピードで……。

 思い出した! 〈ライトファースト〉は速度上昇か。


「ぐっ……」


だが気づいた頃にはもう遅く、ミライは柱2本分のダメージを受けてしまった。

 ミライ残りHP 640/728。

ダメージほど痛みを感じないのは、恐らく今まで飲んできた9本の薬のせいだろうか。

 しかし、ただですら相当なスピードでかわすのもやっとなのに、これからどうしろと。

ま、戦闘中に考えてても仕方ない。


「まだまだ!俺様も本気で行こう。リクシブ!」


そうミライは天に手を掲げ叫び、自分の上空で火の玉を破裂させた。

 ……今の技は、ただの〈燃盛る変化球フゲネスフレイム〉。ダミーである。

ナトレには、ばればれだろうがセーナは少し身構えているので、成功だろう。

 さて、少しは魔術に迷いが出てくれれば、隙が出来るのだが……。


魔術反射バリア!……氷壁の猛攻フリーズスプリンター


ミライは、目の前に造り出した氷壁をセーナに向かって飛ばす。

 ……〈瞬間裏移動ムーブメント〉。


「それくらい、ライトビーム!って、キャッ」


セーナはミライの回り込みに気づき、驚いた。

そして、振り向き様に魔術を発動しようとする。

 だが、もう遅い。

ミライは不敵に笑みを浮かべ、〈燃盛る変化球フゲネスフレイム〉を発動した。


「セーナ!……くっ」


ナトレはセーナを呼び、目線を合わせて飛ぼうとするが多量の火の子に阻まれた。

 先ほど空に飛ばした火の玉が、分裂し、数を増やして戻ってきたのだ。

 ……空に放ったのは、追跡型の火の玉。狙いはセーナでなくナトレ。


「キャッ!」


セーナは3発の火の玉を受け、爆風で吹き飛んだ。

 そして、先ほど放った氷の破片がセーナを追撃。

どうやら、セーナの放った〈ライトビーム〉に打ち勝ったらしい。

これは想定外だが、ラッキーだ。

 セーナ残りHP 480/620。

 ナトレ残りHP 4950/5000。

 ナトレのダメージは少ないが、ダメージ以上に痛むように仕向けたから、そう簡単に動けないはず。

……この勝負、勝てる!

 そうミライが確信した、その時だった。

 突然自分の視界から、ナトレの姿が消えた。

と、思ったら両腕にもの凄い圧が掛かり、ミライの体が徐々に宙に浮いていく。


「フフッ。私もあなたと同じで、あの薬を飲んで行動してるのよ?」


がっしりとミライの両腕を固定しながらナトレは言った。

 しまった、そういえばそうだった……。

ミライはジタバタとナトレの腕から逃れようとするが、レベルの差もあってか全く意味が無い。

 そして、遠くに吹き飛ばされたセーナがゆっくりと立ち上がる。


「やってくれたわね。さて、反撃開始よ!」


そうセーナは言って、白い歯を見せながら笑みを浮かべ、折れ傘を持ち構えるのだった。

セーナのHPと、ミライの飲んだ薬の本数が曖昧です。

何か手違いがあれば、書き直したいので何所からでも報告お願いします。

指定があり、魔術名の「・」も抜きました。こちらの方が見やすそうですよね。

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