第177層 補修のステップ
この作品は、文章表現レベルが3/1000Lvの作者の書いた作品です。
様々な名称が出てますが、作者は全てオリジナルだと勘違いしてます。
作品も作者も駆け出しですので、作品と共に作者の成長も見守ってあげてください。
「ごちそうさまでした」
3人は手を合わせてそう言った。
「さてと、次は何から始めましょうか」
そうナトレは声を出してその場を立ち上がった。
そのナトレの行動を見てから、2人もほぼ同時に立ち上がった。
次にしたい事は、何となく決まっている。
「ナトレ、次はサイドステップ覚えたい。ナトレと戦ったときに、ナトレが俺様の魔法をかわす時に使った、あれ」
「……ステップの事ね。あれは簡単だから修行に入るまでも無いと思うわ」
ナトレは、ぎこちない笑みを浮かべながら言った。
「あんな飛距離のサイドステップ、人間離れな技だよ」
そうミライは言い返して、苦笑いを浮かべた。
あの時のサイドステップは、目で確認できるほど一歩一歩の距離が離れていた。
俺様がステップを頑張って踏んでも、おおよそ2m。
それがあの時見たのは、自分の放った魔術の大きさから考えても5mはあった気がする。
それが身に着けられれば、相当の攻撃は魔術を使わずにかわせるはずだ。
「そのサイドステップって、どれくらいの幅だったの?」
セーナは不思議そうに聞いてきた。
そういえば、セーナはナトレとの戦闘時居なかったっけ。
「俺様が見て、せいぜい5m位の幅があったと思うよ」
ミライはそう言って、判り易い苦笑いを浮かべた。
「ふーん。それくらいだったら、私も出来ると思うわよ?」
そうセーナは真顔で言った。
その言葉に、ミライの苦笑いに複雑さが混ざった。
あの距離を出来るとか嘘だろ……?
そうミライは思って聞こうとしたが、そうするまでも無かった。
セーナは、ひょいっと右方向に飛んでいった。
その跳躍力は、ナトレよりも少々上に見えた。
セーナは遠くの方からこちらを見て、自慢げな表情を浮かべていた。
「……なんで、そう容易く出来るんだよ……」
驚きのあまり、ミライは思わず声を漏らした。
「ふふ、経験あるのみよ。そうね、良い事思いついたわ」
そうナトレは言って、悪いことを考えてる時の笑顔を見せるのだった。