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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第二章(上) 束縛された水の街
176/217

第176層 一撃

この作品は、文章表現レベルが3/1000Lvの作者の書いた作品です。

様々な名称が出てますが、作者は全てオリジナルだと勘違いしてます。

作品も作者も駆け出しですので、作品と共に作者の成長も見守ってあげてください。

 いつも通りの合掌が終わり、ミライたちは昼食を取っていた。

メニューは、カルボナーラと一品だけだった。

 ナトレとセーナが楽しそうに食べる中、ミライは少しぼーっとしていた。


「どうしたの?食欲無いみたいだけど」


セーナが心配そうに聞いてきた。

 確かに食べる前はお腹がすいていた。

しかし、実際料理を目の前にすると食欲が抜ける時がまれにある。

 その主な原因が、考え事だったりするのだが……。


「いや、食欲無いはず無いのだけど……、ちょっと心配で」


「仲間のことみたいね。問題の日は明日だから大丈夫でしょう?」


もう見透かすのが当たり前のように、ナトレは言った。

 そう、確かに考えてるのはミチの事。

自分でも大丈夫だと思っているのだが、時折ときおりふと頭に浮かぶのだ。

 その大体のことは、ネガティブな事ばかり。


「ミチ、ちゃんと食事取ってるのかなーって」


「少なくとも、明日に披露宴って決めてる限り、命を落とされるわけにいかないから食事ぐらいは与えてもらえるでしょうね」


「だと、良いんだけどね」


 ミライの気まぐれな不安は、まだ消えない。

食事を与えられてても、それがちゃんとした物だろうか。

 ステータス画面で確認するだけでは、その辺は判断できない。


「ちゃんと食べないと、救えるものも救えなくなるわ」


「セーナの言う通りよ。助け出す実力は確実に付いている。後はへまをしない事ね」


そうナトレは言って、ミライの額を中指でピンッと弾いた。

 7ダメージ。

ミライは額に手を当てながら声を出した。


「痛っ!……うん。大丈夫だよね。助けたら美味しい物沢山食べさせれば良いもんね」


そうミライは微笑み、食事に手をつけた。

 その姿を見て、セーナとナトレは安心したように笑う。

 2人の思いの7ダメージは、思った以上にミライに効いたのだった。

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