表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第二章(上) 束縛された水の街
168/217

第168層 光の反論

この作品は、文章表現レベルが3/1000Lvの作者の書いた作品です。

様々な名称が出てますが、作者は全てオリジナルだと勘違いしてます。

作品も作者も駆け出しですので、作品と共に作者の成長も見守ってあげてください。

 物理的魔術と空間的魔術。

ナトレが説明するには、魔術の代表的なニ系統らしい。

 物理的魔術は、セーナが使うような、この世界に存在する者を吸収、圧縮、変換などをして作り出す魔法。

 セーナ自身も、あの光魔法は辺りの光を集めて作り出すとか言っていた。

 そして、もう一方の空間的魔術は、物理的魔術とは正反対でこの世に存在しない物を呼び出すらしい。

全く訳が分からないが、契約、召喚、闇魔術とか精霊術などがそちら側らしい。

 そして、俺様の今まで使ってた魔術も空間的魔術ではないのか、と言うわけだ。

 他にも、この2つの魔術系統から外れる物もるらしい。

有名なのが時間を自在に操る魔術。

 物理や空間と分けられているのは、その魔術現状がハッキリ分かってないかららしい。

時間軸がずれた空間を移動するとか、光よりも速いスピードで移動するとか、説は様々だ。

 まぁ、そんなこんな無駄話も入りつつ、魔術系統の話は終ったわけで……。


「ミライの魔術が空間形だとすると、……根本的に考え方を変えないと駄目ね」


ナトレは、何かに諦めがついた様に言った。

 いや、そこは諦めてもらったらどうしようもないのだが、しかし完全に行き詰ってしまった。

ナトレが言っていたのだが、魔術タイプの違う俺様に、ナトレは魔術を教えようが無いのだ。

 見た目同じ魔術でも、発動方法もイメージも全く違う。

 全く、どうしたら良いのだろうか……。

 全員が諦めモードの中、口を開いて話し出したのはミライだった。


「もう後ろに回り込むのはいいよ。前方に飛ぶ事は出来るんだし、それよりも他に何か修行したほうが……」


「駄目だよ!」


ミライの意見を一言で否定したのは、意外にもセーナだった。

 真剣な表情でセーナは言葉を続ける。


「まだ出来ないって決まった訳じゃないし!むしろ出来る可能性が有るならやらなきゃ駄目だよ。……ミチを確実に救うために必要な技なんだから!……その、えっと……」


「わかった……やってやるよ!」


ミライは、そう大きく宣言してその場を立ち上がった。

 セーナの言ってる事は、ハッキリ言って目茶苦茶めちゃくちゃだった。

どんどん顔が赤くなるし、話す言葉も探り探りだ。

 ……でも、俺様は前向きすぎる熱意に負けた。

きっとセーナの言いたかっただろう、「諦めるな」という真っ直ぐすぎる光のような意見に折れたのだ。

 ここまで人の為に言われると、不思議と笑みが浮かんでくる。

 隣で座っているナトレも、何だか吹っ切れたような表情をしている。

俺様の視線に気づいたのか、ナトレは立ち上がり口を開いた。


「何だか良いわね。……そんな素晴らしい空気に、お客さんみたいよ」


そう言ってナトレは遠くを見た。

 すぐに2人もナトレの見つめる方向を向いた。


「……何、あれ」


セーナはおもむろに聞き、その場を立ち上がった。

 3人の視線の先の砂漠には、謎の生物が一匹立っていた。

 それは、人間のようなモンスターのような……。


「数ヶ月ぶりのモンスターよ。それも、相当なレア種ね」


「うー」


 妙に人らしいうなり声を上げるモンスターと、ミライは目線が合わさるのだった。

お待たせしました。

明日からこの感じの量を2章完結まで毎日更新です。

ここに印したのは「作者を逃がさないため」なのです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ