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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第二章(上) 束縛された水の街
163/217

第163層 次へ

この作品は、文章表現レベルが3/1000Lvの作者の書いた作品です。

様々な名称が出てますが、作者は全てオリジナルだと勘違いしてます。

作品も作者も駆け出しですので、作品と共に作者の成長も見守ってあげてください。

「ごちそうさまでした!」


いつも通りの合掌がっしょうで3人の食事が終了した。

 その合掌後、ミライとナトレは同時に立ち上がった。


「さて、続きを始めましょうか」


そうナトレは、笑顔を振りきながら言った。

その笑顔に釣られるようにセーナも笑い、口を開いた。


「そんなに笑顔になるほどミライの修行に成果でたの?」


「ふふ、期待通りの調子で成長しているわね。ミライ、成果見せてあげれば?」


ナトレの褒め言葉と視線に、ミライは少し恥ずかしげに笑い、頭の後ろをいた。

 ……そう言われると、何だか照れくさいな。

 2人の視線を感じながら、ミライは口を開いた。


「じゃあ、俺様の修行の成果を……」


ミライは微笑む顔をリセットし、鋭い目つきで呟いた。


「……魔術氷結バリア


ミライが呟いた瞬間、セーナの後方に1枚の氷壁が出現した。

氷壁の大きさは人一人が隠れる事のできる程度で、厚さは薄め。

 俺様的にもイメージ通りの物が出来た。

 セーナはその場を立ち上がり、出現した氷壁をまじまじと見つめる。


「ふーん。見た目はこれと言って変わったことは無いみたいだけど……」


「それ、触れたら体が一瞬で凍るから」


そのミライの言葉を聞いて、慌ててセーナはバリアから距離をとる。

 セーナの危ないものを見る表情に、ミライは軽く笑いながら説明を付け足した。


「別にそんなに警戒しなくても、凍ってすぐに死ぬわけじゃないから大丈夫」


「そ、そうなの?」


「ここに凍り付いて生き残った本人が居るわよ」


そうナトレは、口をニヤ付かせながら言った。

 ……あの時、命の危機に晒されたのに、良く笑っていられるなこの人。

ミライは苦笑いを浮かべて言葉を口にした。


「ナトレが凍りついたときは、本当に慌てふためいたけどね……」


「ふーん、ナトレがねぇ」


そうセーナは言って、ナトレに視線を送る。

 ミライの言葉にナトレは笑顔を引きつるが、気を取り直して話を変えた。


「さて、新たな強さのためにそろそろ次の修行に移わよ」


「次は何を鍛えるんだ?」


ミライの質問にナトレはニヤリと笑顔を浮かべる。


「次はね……」


ナトレが次の修行内容を話し始めたと思った瞬間だった。

……ナトレの姿がミライの目の前から突然消えた。

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