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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第二章(上) 束縛された水の街
158/217

第158層 修行開始!

この作品は、文章表現レベルが2/1000Lvの作者の書いた作品です。

様々な名称が出てますが、作者は全てオリジナルだと勘違いしてます。

作品も作者も駆け出しですので、作品と共に作者の成長も見守ってあげてください。

 ナトレの話によると調合薬の効能は、五大要素の向上と、眠気無効の他に、疲労半減と言う効果があるらしい。つまり疲れないという事だ。

 ナトレの話によると、調合薬1杯で2分の1の疲労軽減が出来るらしい。

その効力時間は眠気無効と同じ時間らしい。

 そして、1杯で2分の1、2杯で4分の1、3杯で8分の1……と、飲むたびに効力を倍増していき、今現在では256分の1。

はっきり言って俺様は、疲れ知らずの状態になったようだ。

 だが、説明は深まるに連れて、この調合薬の欠点も分かってきた。

 五大要素の向上以外の効果、つまり眠気無効と疲労軽減の効果は、効力発揮時間を過ぎると反動が出るらしいのだ。

 ナトレが言うには、その薬効能時間で蓄積した眠気や疲労が、薬の効果が切れると一気に襲ってくるらしい。

下手すれば死ぬとか何とか……。だから薬の多量はさせないもりらしい。

 8杯は多量じゃないのかと、俺様は思うのだが……。

 そして、薬の効果を自慢げに話し終わったナトレは、その場を立ち上がってミライに言葉を掛けた。


「そろそろ、本格的に始めるわよ!ミライ、準備は良い?」


ナトレはニヤリと笑みを浮かべている。

そのナトレの表情をミライは真似して言葉を返す。


「いつでも良いよ。よろしくナトレ」


 ミライはその場を立ち上がると、手首をグネグネと動かし軽い柔軟体操をする。

その姿をセーナは見上げて、ミライに優しい声でエールを贈った。


「修行頑張ってね、ミライ」


「うん頑張るよ。……そう言えば、セーナは僕の鍛えてる間に……あっ……」


ミライは自分の言葉のミスに気がつき、言葉を詰まらせる。

 どうにか逃れようと思ったが、もう遅いようで。ナトレが笑顔でお猪口をミライに手渡した。

 ミライは、嫌々ながらも一気にお猪口に入った調合薬を飲み干す。これで9杯目。

そんなミライに、セーナは微笑んで視線を送り、自分のする事を言った。


「私は、ずっと観戦かな。あと、その薬の管理も私がするのよ」


 セーナは、透明なビンの中に入る液体をミライに見せ付ける。

 こうしてまとめて入った液体の色を見てみると、毒々しい赤紫色をしているのが分かる。

俺様はこんな物を毎回飲んでいたのかよ……。

 ミライはビンに入った薬を見下ろしながら苦笑いを浮かべる。

しかし、すぐさま目線を薬ビンからナトレに変えて、改めて言った。


「修行、よろしくお願いします!で、まずは何から始めるの?」


ミライの言葉に、ナトレは少し苦笑いを浮かべる。

しかし、その苦笑いもすぐに微笑みに変化して、ミライに言葉が向けられた。


「フフッ、よろしく。まずは、全体的な魔法力の強化ね。最初は……バリア。さて、指示通りに動いてもらうわよ!」


「了解!」


 こうして、2日間にわたる修行が開始したのだった。

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