第156層 薬の効能の1つ
この作品は、文章表現レベルが2/1000Lvの作者の書いた作品です。
様々な名称が出てますが、作者は全てオリジナルだと勘違いしてます。
作品も作者も駆け出しですので、作品と共に作者の成長も見守ってあげてください。
「さて、欠点利点共々を理解してもらった所で、早速、強化修行にしましょうか」
そう言って、ナトレはその場を立ち上がった。
そんなナトレに、ミライは目線を送りながら言葉を掛けた。
「修行って言われても、俺様は一体何をしろと……こう、もっと具体的な何かを」
ミライの言葉に、ナトレは少し考えてから口を開く。
「……そうね。私は利点の向上と欠点の穴埋めを主体としてるから……」
そう言葉を残すと、ナトレは突然、服を脱ぎ始めた。
……脱いだ姿は下着姿――ではなく、下着によく似た水着姿だ。
色は薄い青色の上下で、いたって普通な水着姿だ。
しかし、俺様にとっては普通の水着姿も大ダメージなわけで……。
ミライの止まりかけていた鼻血の勢いが再び勢力を増す。
そんなミライの姿に、ナトレは苦笑いを浮かながらも話を続けた。
「欠点は私の調合した薬と、この格好でどうにかするとして、後は利点の向上ね。……簡単に利点向上メニューを言うと、寝ないで実戦練習かしら」
寝ないで実戦練習。……相当厳しい修行になりそうだ。
時間の都合上、仕方ない事なのだろうけど……。
ミライの表情を見て、ナトレは笑みを浮かべて口を開く。
「あ、別に眠くなる心配は無いわよ」
「何で?そんなに厳しい修行なの?」
ミライの言葉に、ナトレは首を横に振り言った。
「あなたの飲んだ8杯の調合薬。あの中に不眠草も配合されていて、一杯で約6時間、眠れなくなるわ」
その言葉の後、ナトレはニヤリと笑い、ミライは苦笑いを浮かべた。
48時間も寝ないなんて……。