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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第二章(上) 束縛された水の街
154/217

第154層 心の現れ所

この作品は、文章表現レベルが2/1000Lvの作者の書いた作品です。

様々な名称が出てますが、作者は全てオリジナルだと勘違いしてます。

作品も作者も駆け出しですので、作品と共に作者の成長も見守ってあげてください。

「あっ、いま心の内で僕って使ったでしょ」


「な・・・・・・」


セーナの鋭い指摘に、ミライは言葉を詰まらせた。

 二人とも、どうして分かるんだ。――全く理解も検討も付かない。


「はいミライ。もう一杯!」



そう言って、ナトレはミライに特製液薬の入ったお猪口を手渡した。

 ミライは、まじまじそれを見つめてから、一気にグビッっと飲み干した。

 時間差で、あの妙な衝撃が口一杯に広がった。

 「うえー」とミライは不味さを言葉に表し、さらに疑問を口にした。


「どうして二人ともぼ……お、俺様の考えと言うか思考が分かるんだ?」

ミライの言葉に、二人は満足そうに笑みを浮かべた。

 そして、ナトレはその笑みのままミライに真相をさらりと語った。


「あなたのその顔が全てを物語っているのよ。……特に鼻」


 一体僕の鼻が何だって言うんだ……。


「はいミライ、もう一杯。心配しなくても、在庫は沢山有るから」


「しまった……」


ミライの言葉はもう遅く、手には無臭の液体。……ミライは喉に液体を流し、数秒経ってからもがき苦しむ。

 その光景をナトレは高位から楽しみ、セーナは少し気の毒そうな表情と苦笑い。

 さすがにこの状況は長く続けると、精神面が持たない。だが……。

 ミライは、2人の表情をまじまじ見つめて、鼻をひくひく動かした。

鼻を一定時間で色々動かし、2人を見る。

 ナトレはミライの行動が分かったらしく、薄ら笑いを見せてミライに言った。


「……どうしたのミライ。くしゃみ出そうなの?」


 一体……俺様の鼻がどうなったら……。

………………僕。


「はい使ったー」


ナトレとセーナの言葉が重なって、2人は笑った。

 確かに2人とも鼻を見ていたようだったが……。


「もう、何なんだよー!」


ミライは、分からない事に文句を漏らしながらも、お猪口を受け取るのだった。

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