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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第二章(上) 束縛された水の街
152/217

第152層 鍛える前に

この作品は、文章表現レベルが2/1000Lvの作者の書いた作品です。

様々な名称が出てますが、作者は全てオリジナルだと勘違いしてます。

作品も作者も駆け出しですので、作品と共に作者の成長も見守ってあげてください。

 真っ白な世界に、ポツンとミライは一人立っていた。

 ……また、夢の中の世界なんだろう。

さすがにこの空間、このワープに似た感覚は覚えてしまった。

 さて今回は何が……。

 ミライは呆然と純白の世界に突っ立っていると、何処どこからか声が聞こえてきた。


あるじは、主の持つ強さを理解していない」


その言葉は、声と言うより電子音のような感じで、ミライの耳に入っていく。

 ……それは一体どういうことなんだろう?

 だが、ミライはその答えを考える間も無く、純白の世界は次第に闇の世界へと変色していった。


「…………ん」


 ミライは、ゆっくりと目を覚まし、目の前に広がる光景を見渡した。

 すぐ真上にはセーナの顔が、そして同じ真上でも少し奥の方にはナトレの顔があった。

セーナは微笑んだ顔を見せて、ナトレも困った表情ながらも笑みを浮かべている。

 そんな2人に、ミライは寝転んだまま口を開いた。


「……2人ともおはよう」


その言葉に、セーナは笑いながら言葉を返す。


「おはよう。まだ、星空の夜だけどね」


そしてナトレは、笑みを浮かべるのを止めて、少し強い口調で言葉を掛けた。


「早く起きなさい。あなたには、まだ話さなくちゃいけない事が沢山有るのよ」


 その言葉にミライは体を起こして、服についた砂を手ではらう。

そして、ナトレの顔を見上げて言葉を放った。


「ナトレ。僕を強くして」


「言われなくてもそのつもりよ。早速鍛える話に入りたいのだけど、その前に……僕使うの禁止ね!」


「じゃあ早速って……へ?何だって?」


ナトレの言葉に、ミライは思わず聞き返した。

 ナトレは、にんまり笑うと少し訂正を加えて言葉を返した。


「僕使うの禁止。僕と言う一人称を、ミライにはしばらく別の言い方にしてもらいます」


「何なんだよ、それ!」


ミライは訳が分からない中、ナトレとセーナはニヤニヤと笑うのだった。

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