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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第二章(上) 束縛された水の街
147/217

第147層 クリーの傍ら

この作品は、文章表現レベルが2/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 笑いが鳴り止まぬうちに、もう一度名前の分からない男が聞き返してきた。


「本当に覚えてないのかよ」


「いや、クリーのかたわらってのは……覚えてるんだけど……」


ミライは苦笑いを浮かべながら話した。

 その苦笑いに釣られるように、無名男も苦笑いを浮かべて溜め息をつき、話し出した。


「それだけ覚えてるなら良いか。名前名乗ったか俺も覚えてないしな。俺はギュウ。なんだかんだ色々合って、ここに来たわけだ」


 ミライは名前を名乗られても、パッとしない表情をしたままだ。

 それだけ、クリーの印象が強すぎるのだ。


「ギュウね……そういえば、もう一人いたような」


ミライは、過去を思い出しながら口を動かした。

 ミライの言葉に、ギュウは少し表情を曇らせて、おもむろに言葉を口にした。


「……あぁ、いたよ。でも、ゼインは……殺されたよ。……卑劣な王に!」


ギュウの尖った声に、ミライは表情を凍らせて、周りの男達も笑うのを止めた。

 ミライは少し時間を置いてから、声を出した。


「……ごめん」


「良いんだ。殺したのはお前じゃないし、何より逃げようと思えば逃げれた戦闘だったし……」


ギュウの話し声は、どんどん小声になっていった。

 ミライは、どう声を掛けて良いか迷っている中、エクトリーヌは2人に声を掛けた。


「まあ、とにかく、今は過去の悲しみに浸る前に、今をどうにかしようじゃないか」


エクトリーヌは2人の方をポンポンと叩き、満面の作り笑いを見せた。

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