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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第二章(上) 束縛された水の街
143/217

第143層 王の攻撃

この作品は、文章表現レベルが2/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

「いやああああああ」


王からの言葉が、部屋内を響き渡った後の事だった。

ミチが突然、発狂した。

その叫びは、前の芋虫の時に聞いたものに似ていた。

 ミチはしばらく叫ぶと、力の抜けたような放心状態なった。


「おいミチ!ミチ!ミチ!・・・・・・大丈夫か」


ミライは、ミチの肩をグッとつかみ、大きく揺らしてミチの放たれた心を我に還らせて、しゃがみこみ、語りかける。

 ミチは何も言わず、大丈夫とうなずきを見せた。

 顔色や息の荒さを見た限り、どう見ても大丈夫ではないのだが……。

 ミライは、立ち上がると王の方を向き、王に向かって強く叫んだ。


「何なんだよ!ミチもおかしくなるし、それより何故なぜ僕を呼んだんだ!」


 王からの返答はすぐに返ってくる。


「ミチの新しい彼氏か知らないが、何よりお前が男であるから呼んだ。それだけの事……」


劇団のような動きから、突然鋭い目つきに変わった王は、ミライに向かってむちを持った右手を向けてきた。

 そして、王の口から小さく呪文名が放たれる。


圧縮の水撃スプラッシュ・ショット


「ぬあっ!」


ミライの左足を、もの凄い速さの水鉄砲のようなものが貫通していった。

 ミライは足を抱えて、しゃがみ込んだ。

 長ズボンには小さな穴が貫通して空き、血がドロドロと流れてきた。

 激しい痛みが、ミライを襲う。


「ミライ!」


そうミチが叫んで名前を読んだ。

 ミチはシュッと立ち上がり、王の方を向いて叫んだ。


「彼は何も関係無いじゃない!一体、王になって何をたくらんでのよ!」


「久々に会ったのだから、名前ぐらい呼んで欲しいものだな、ミチよ」


「あんたの名前なんか、とっくに忘れたわよ!」


「我が名は、リケート・グラム。呼び方はグラムで良いぞ?」


 そうグラムは言って、ふてきに笑みを浮かべた。

 ミチは、グラムの笑みを見る事無く、僕の方を心配そうに見ている。

 グラムは何を考えているか分からないが、戦わないと……死んでしまう。

 ミライは足の痛みに耐えながら立ち上がり、戦う意思を固めて呪文名を叫んだ。


情報強制公開アペンシス

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