第139層 王からの使い
この作品は、文章表現レベルが2/1000Lvの作者の書いた作品です。
キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。
様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。
「僕ですが何か……」
ミライは、突然入ってきた2人から目線を逸らしながら言った。
きわどい水着姿にスカートだけってのは……直視できない。
そんなミライの気持ちを気にせず、2人の女性はミライの目線まで回りこんできて、顔をじっと覗き込んだ。
「……まあ良い。ついて来て貰うぞ!王の命令だ」
そう言って、右の女性が強引に腕を引っ張った。
「何でミライが王様に呼ばれなきゃいけないのよ!」
ミチは2人の王の使いに対して反発した。
しかし、ミチの言葉を無視するかのように、ミライを連れ出そうとする女2人。
ミライは無理やり引っ張る女2人を振り払い、言葉を口にした。
「分かったから……その王の所に行くから、引っ張るのは止めてくれ」
「ねぇ、私もついて行く!」
ミチの言葉に乗っかるように、ミライは再び主張した。
「彼女も連れて行くと言う条件で、僕は王の所に行く」
女2人は顔を見合わせてから、1人がミライに一言言った。
「分かった。良いだろう、だから早く行くぞ」
一人の女性は先に部屋を出て行き、もう一人が早くしろと言わんばかりに、扉の前で腕を組んで待っている。
ミライとミチは顔を合わせて肯くと、部屋を速やかに出て行った。
それにしても僕は何故、王に呼ばれなきゃいけないのだろうか……。
自覚が無いだけあって、嫌な予感しかしない。
そうこう思いながらも、ミチとミライは、王からの使いの2人に連れられるまま、宿を後にするのだった。