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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第二章(上) 束縛された水の街
138/217

第138層 懐かしの声

この作品は、文章表現レベルが2/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

「いただきます!」


「いただきます」


ミチの元気な掛け声で、朝食が始まった。

 朝食は、ミチの持っていた小さく硬いパンと、ミライの持っていた水だけだ。

 一応朝の出来事は、ミライが気を利かせて、その話に触れないようにしたら丸く収まった。

 僕だってそんなに鈍感ではない。……勘違いかもしれないけど。

 とにかく、ミチも何だか吹っ切れたようで、元通りになったのでよかった。


「で、早速食べたら行くの?」


ミライは口の中のパンを水で流し込んでから言った。

 ミチは、固いパンを噛みめながら、うんとうなずく。


「あともう一つ。お金儲けって、何してたの?」


一生懸命パンを食べているミチを眺めながら、ミライは言った。

 ミチは、パンを飲み込んでから、透明なコップの中に入った水を一気飲みして、ミラに言葉を返した。


「例の掲示板よ。1日中手伝ってたわ」


「やっぱりか。もっと楽に稼げればなー」


「私は少なくとも、モンスターと戦わないとお金が貰えないって言うのよりは楽だと思うけど」


「確かにね」


ミチの言葉に共感して、ミライは呟いた。

 でも、安い金額で良いからモンスターを倒したら、お金が手に入る制度は欲しいものだとはつくづく思ってしまう。

 戦闘があんなに危険なのに、何も無いのは……。


「ごちそうさまでした!」


「ごちそうさまでした」


ミライの考え事をさえぎるように、食事終了の合言葉が出された。

 ミチは食後すぐに立ち上がると、座っているミライに対して一言。


「ほらミライ。早いとこ行くわよ!」


「えー……まあ、いいか」


そう言って、ミライもその場を立ち上がった。

 そして、部屋を出ようと扉に目を向けたそのときだった。

 扉がドンドンと叩かれて、勢い良く開けられた。


「ここにミライと言う者は居るか!」


そう言って入ってきたのは、若い2人の女性だった。

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