第126層 食後の時間
この作品は、文章表現レベルが2/1000Lvの作者の書いた作品です。
キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。
様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。
ミライは、自分の分の焼き魚を綺麗に食べ終えて、セーナとナトレの方に目を向けた。
2人はとっくに食べ終わっていたらしく、ミライが目線を送ると、薄っすら笑みを浮かべた。
ミライが両手を合わせて、大きく息を吸った。
「ごちそうさまでした!」
「ごちそうさまでした」
こうして3人の食事が終わったのだった。
ミライはその場を立ち上がり、独り言のように言葉を呟いた。
「さてと、僕は水でも集めましょうか」
「じゃあ私は、ミライの箒を直すとするわね」
ミライに続いてナトレも立ち上がった。
セーナも2人の言葉に続こうと立ち上がり、口を開く。
「私は……」
だが、することが無くて言葉を詰まらせた。
「食事の後片付けね」
「なんでよ!それに片付ける物、今日は無いじゃない!」
ナトレの投げ掛けに、セーナはじたばたと反論した。
「まぁ、かまうなら私じゃなくて、ミライにしてよね。結構集中力要るのだから」
「そこまで言うなら、仕方なくミライにでも……」
そう言って、セーナはミライに目線を送った。
セーナは昨日の最初に出会った頃とは、まるで別人のようだ。
つくづく思いながら、ミライはセーナに向けて声を出した。
「僕も結構集中力が……」
セーナが話を聞き終わる前に殴りかかる。
「何でだよ!」
手加減のされたパンチを受け止めながら、ミライは言葉を続けた。
「分かったけども、結構危ないからな……水汲むの」
「危ないって?」
「見てれば分かるから」
そう言ってミライは、ナトレに真っ二つに折れた箒を差し出した。
ナトレに対してミライが一言言葉をかけた。
「じゃあ箒よろしく」
「分かったわ」
ミライからしっかりと箒を受け取り、折れた箒の柄の部分を器用に片手で回して見せた。
ミライはその行動に「おー」っと驚いてから、バリアの方に歩き出した。
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」
そうセーナが言って、ミライを追いかけて小走りした。
そしてミライとセーナは、バリアの元に2人で向かっていくのだった。