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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第二章(上) 束縛された水の街
126/217

第126層 食後の時間

この作品は、文章表現レベルが2/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 ミライは、自分の分の焼き魚を綺麗きれいに食べ終えて、セーナとナトレの方に目を向けた。

 2人はとっくに食べ終わっていたらしく、ミライが目線を送ると、薄っすら笑みを浮かべた。

 ミライが両手を合わせて、大きく息を吸った。


「ごちそうさまでした!」


「ごちそうさまでした」


 こうして3人の食事が終わったのだった。

 ミライはその場を立ち上がり、独り言のように言葉を呟いた。


「さてと、僕は水でも集めましょうか」


「じゃあ私は、ミライのほうきを直すとするわね」


ミライに続いてナトレも立ち上がった。

 セーナも2人の言葉に続こうと立ち上がり、口を開く。


「私は……」


だが、することが無くて言葉を詰まらせた。


「食事の後片付けね」


「なんでよ!それに片付ける物、今日は無いじゃない!」


ナトレの投げ掛けに、セーナはじたばたと反論した。


「まぁ、かまうなら私じゃなくて、ミライにしてよね。結構集中力要るのだから」


「そこまで言うなら、仕方なくミライにでも……」


そう言って、セーナはミライに目線を送った。

 セーナは昨日の最初に出会った頃とは、まるで別人のようだ。

つくづく思いながら、ミライはセーナに向けて声を出した。


「僕も結構集中力が……」


セーナが話を聞き終わる前に殴りかかる。


「何でだよ!」


手加減のされたパンチを受け止めながら、ミライは言葉を続けた。


「分かったけども、結構危ないからな……水汲みずくむの」


「危ないって?」


「見てれば分かるから」


そう言ってミライは、ナトレに真っ二つに折れた箒を差し出した。

 ナトレに対してミライが一言言葉をかけた。


「じゃあ箒よろしく」


「分かったわ」


ミライからしっかりと箒を受け取り、折れた箒のの部分を器用に片手で回して見せた。

 ミライはその行動に「おー」っと驚いてから、バリアの方に歩き出した。


「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」


そうセーナが言って、ミライを追いかけて小走りした。

 そしてミライとセーナは、バリアの元に2人で向かっていくのだった。

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