第118層 冷製スープ
この作品は、文章表現レベルが2/1000Lvの作者の書いた作品です。
キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。
様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。
夜。
星空の明かりしか無い空間に、セーナの妙な光魔法で一定区間を明るくしている。
その魔法は、光る玉のような物を作り出して地面に置いておくだけと単純だが、ミライの焚き火の数倍明るい。
セーナが言うには、この魔法は相当魔力を使うらしい。
でも調理には火が欠かせないので、ミライの焚き火も活躍している。
それにしても……。
「寒いわね……」
そう言って、セーナは両手を組んで少し震えている。
でも服装は変えないという、謎の拘りっぷりを見せている。
「何でナトレは平然といられるんだ」
ミライも焚き火前で震えながら、すぐ横で夜食を作っているナトレに言った。
明らかに寒そうな格好なのに、楽しそうに料理に腕を振るうナトレ。
その雰囲気でミライは料理を手伝うのを止めたのだ。
「そうねぇ……慣れかしらね」
笑顔をミライに見せながら言うナトレ。
「慣れるものなのかなー」
ミライはそう言いながら、小刻みに震えるセーナの方を見る。
「セーナ、服変えたら?せめて何か穿くとか」
「べ、別に寒くなんか無いもん!これくらい……」
ミライの問いかけに、セーナは強気で言葉を返した。
しかし、その言葉の裏腹、焚き火にどんどん近づくセーナを見てミライは少し笑ってしまう。
「ほら、出来たわよ」
そうナトレは言って、2人のもとに出来上がった料理を持ってくる。
セーナと前に置かれたのは、湯気の立ついい香りのスープだった。
「んで、これがミライの」
ナトレは笑顔でミライにもセーナと同じような物を出した。
しかし、そのスープからは湯気は立ってなかった。
「え……」
思わぬ料理に、ミライは言葉を漏らす。
「ミライは冷製スープよ」
「ちょ、ちょっと!」
セーナの言葉に、ミライは思わず声を張ってしまう。
「ふふ、冗談よ。その顔が見れてよかったわ」
ナトレは笑いながら言い、温かいスープと冷たいスープを入れ替えた。
「うう、してやられた……」
ミライの言葉と表情に、セーナとナトレは笑う。
「はい、パンね。1人1個づつね」
そうナトレは言って、セーナとミライに1個のパンを渡す。
そして、ミライの左隣にナトレが座る。
「あれ、ナトレは冷たいスープのままでいいの?」
セーナはナトレの下に置かれたスープを見て言う。
「いいのよ。ほら、熱いの苦手だし」
「ふーん、まあ良いわ。食べましょう」
そうセーナは言って、スープをスプーンで掬い、口に流し込む。
ナトレも丸いパンを1口。
「……いただきます!」
ミライは大声で手を合わせて言った。
「……何それ?」
ナトレとセーナは口を揃えて、ミライに聞くのだった。