第116層 鍛えの職人
この作品は、文章表現レベルが2/1000Lvの作者の書いた作品です。
キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。
様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。
「それにしても、私の鍛えたセーナが負けてしまうなんてねー」
ナトレは残念そうに言葉を口にした。
「どおりで強かった訳だ。ってナトレが!?」
「1日であの強さよ。成長したでしょ?」
「たしかに……」
確かに、比べ物にならないぐらい、前より強くなっていた。
一体どんな鍛え方をしたら、あんなに……。
「ミライも私が鍛えてあげようかしら?」
「遠慮しときます……」
ナトレの誘い口調が怖かったので、とりあえずミライは断った。
「そう。残念ね……いつでも待ってるわよ」
「ナトレ、そろそろあれ持ってきてよ」
ナトレが待ってるといった後、少し明るめのセーナの声が聞こえてきた。
「そうね。もう乾いてる頃かしらね」
ミライはナトレの言葉を聞いて、自分の服の乾き具合を見た。
もう服から雫は垂れておらず、若干フワフワとしていた布は、ゴアゴアになっているように見える。
ミライは、服を取りに行こうと立ち上がる。
その立ち上がったミライをナトレが横切った。
そして、セーナの乾いた服を持って満足げに言った。
「うん!十分乾いてるわね。ミライはどう思う?」
そう言ってナトレは、セーナの下着をミライに見せ付ける。
「止めてください。敬語で話しますよ?」
ナトレの行動に目を逸らしながら、ミライは言った。
「そう来るか……」
楽しそうにナトレは言って、セーナの元に乾いた服を持っていく。
ナトレが通り過ぎたのを見計らって、ミライも自分の服を取りに行った。
見た目どおり、服は砂で少しザラザラしていた。
ミライは服を持って、あの場へ戻ろうとした。
「こっち見んなバカ!」
「のわっ……」
後ろを振り向いた瞬間、遠距離からのセーナの砂蹴り攻撃がミライを襲った。
ミライは目を擦り、セーナとは反対方向を向いて、ゆっくりと服を着た。
外は乾いていたが、中はまだ少し湿っていて気持ち悪い。
服を着終わった後、ミライはセーナに聞こえるように、大声で叫んだ。
「セーナ。もう良いか?」
「まだに決まってるでしょ!」
その言葉と共に、砂も飛んできた。
ミライは黙り、セーナの言葉をしばらく待つのだった。