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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第二章(上) 束縛された水の街
116/217

第116層 鍛えの職人

この作品は、文章表現レベルが2/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 「それにしても、私の鍛えたセーナが負けてしまうなんてねー」

ナトレは残念そうに言葉を口にした。

「どおりで強かった訳だ。ってナトレが!?」

「1日であの強さよ。成長したでしょ?」

「たしかに……」

確かに、比べ物にならないぐらい、前より強くなっていた。

 一体どんなきたえ方をしたら、あんなに……。

「ミライも私が鍛えてあげようかしら?」

遠慮えんりょしときます……」

ナトレのさそい口調が怖かったので、とりあえずミライは断った。

「そう。残念ね……いつでも待ってるわよ」

「ナトレ、そろそろあれ持ってきてよ」

ナトレが待ってるといった後、少し明るめのセーナの声が聞こえてきた。

「そうね。もうかわいてる頃かしらね」

 ミライはナトレの言葉を聞いて、自分の服の乾き具合を見た。

 もう服からしずくれておらず、若干フワフワとしていた布は、ゴアゴアになっているように見える。

 ミライは、服を取りに行こうと立ち上がる。

 その立ち上がったミライをナトレが横切った。

そして、セーナの乾いた服を持って満足げに言った。

「うん!十分乾いてるわね。ミライはどう思う?」

そう言ってナトレは、セーナの下着をミライに見せ付ける。

「止めてください。敬語で話しますよ?」

ナトレの行動に目をらしながら、ミライは言った。

「そう来るか……」

楽しそうにナトレは言って、セーナの元に乾いた服を持っていく。

 ナトレが通り過ぎたのを見計らって、ミライも自分の服を取りに行った。

 見た目どおり、服は砂で少しザラザラしていた。

 ミライは服を持って、あの場へ戻ろうとした。

「こっち見んなバカ!」

「のわっ……」

後ろを振り向いた瞬間、遠距離からのセーナの砂蹴すなげり攻撃がミライをおそった。

 ミライは目をこすり、セーナとは反対方向を向いて、ゆっくりと服を着た。

 外は乾いていたが、中はまだ少し湿しめっていて気持ち悪い。

 服を着終わった後、ミライはセーナに聞こえるように、大声で叫んだ。

「セーナ。もう良いか?」

「まだに決まってるでしょ!」

その言葉と共に、砂も飛んできた。

 ミライは黙り、セーナの言葉をしばらく待つのだった。

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