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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第二章(上) 束縛された水の街
105/217

第105層 次エリア

この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 「この空間もなつかしいな……」

ミライは、辺り一面真っ暗闇の中、つぶやいた。

 ここは、転送空間とでも言うのだろうか。

 自分の姿すら確認できないくらい真っ暗だ。

 体は自由に動かせないが、何かしら前に進んでる気がする。

 そんな変な空間も2回目となると、さすがにれが出てきて全然平常心ぜんぜんへいじょうしんられる。

 それにしても、いつもとなりに居た存在が居なくなると、何だかさびしく感じてしまう。

 やっぱりミチは存在感が大きかったからな……。

 そんなこんな暗闇の中で色々考えていると、やっと出口の光が見え始めた。

 やっぱり、出口の光が現れてからの方が緊張する。

 ワープした瞬間から即死そくし、見たいなことが起こらないことも無いのだ。

 ミライは光がだいぶ大きく見えてきてから、胸に手を当て、大きく深呼吸をする。

 そして、小さな願いを一言呟いた。

「どうか、安全な場所にワープしますように……」

 ミライは出口の光のまぶしさに目をつぶりながらも、暗闇の転送空間を脱出するのだった。


 さあ、次の世界はどんな景色だ。

目の前に広がるのは、大空、真っ青な空、そして眩しい太陽。

そして……また、地面に立っている感覚が無い。

「って、またかあああああああああああああ」

ミライは叫びながら、地面に向かって落ちていく。

 落ちるのがきゅうすぎて、体を地面の方に向けることが出来ない。

「ぐはっ」

ミライは背中から落ちて、地面にたたきつけられた。

「いててててて、ってあつっ!」

そうさけぶと、ミライはその場で飛び上がった。

 立ち上がり、地面に目を向けると、そこに広がっていたのは、さらさらした砂だった。

 ミライは自分の手のひらにも目を向ける。

 手にも細かい砂が付着している。

 手の砂をはらいながら、ミライは顔をゆっくりと上げて、辺り一面を見渡した。

 広がるのは、一面の砂と空。

その境界線までがハッキリと見て分かる。

 ……ただそのほかは何も見えない。

 どうやら、今回のステージは大砂漠のようだ。

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