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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第二章(上) 束縛された水の街
101/217

第101層 再びの入り口

この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 闇の中を数分間、風を受けながら落ちて行った先には、当然のように地面がある。

 地面に落ちる寸前は、ミチの手のことも忘れて叫んでいた。

 本当に落下で死ぬかと思ったからだ。

 でも、何が起きたかは分からないが、地面への着地寸前で落下する体はぴたりと止まり、無事に着地できたのだ。

「ここは……」

ミライは着地後、少し時を置いてから呟いた。

 周りに見えるのは、暗闇の中、大量に宙に浮くモニター画面のような物。

 そして、長い黒髪で露出の目立つ服装をした宙に浮く人物。

 そう、ここは間違いなく前にも来た事のある場所。

 この世界の入り口の場所だろうか。

 始めの頃の嫌な記憶がよみがえってくる……。

 ミチは、ミライと繋いでいた手に気がつき、無言で握っていた手を解いた。

 ミチは顔を赤めらせて、少し気まずいムードになった。

 そんな空気の中、高い場所からフワフワと浮きながらネロが下りてきた。

「おかえりなさい」

ネロは2人を見下ろしながら言った。

「ネロさん。何で私たちはここに?」

ミチは宙に浮くネロを見上げながら言う。

「だから手紙にも書いてあったじゃない。一定条件を満たしたからって」

「じゃあ、私たち元の世界に帰れるんですか?」

ネロの言葉を聞き、ミチは質問を投げかけた。

「ええ、いつでも帰れるわよ」

「ネロさん。それは、生きて、ですか」

生きて、の言葉の部分をはっきりと言って質問するミライ。

 それを聞いた途端、ネロのどこかしら明るかった表情に曇りを見せた。

「鋭いわねえ……。そうねえ……今のままじゃ、死んで帰ってもらう事になるわね」

そう言ってネロは、ニヤリと笑みを浮かべるのだった。

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