機械の国【二百文字小説企画言ノ葉ノ悪魔参加作品】
飛び入り参加失礼します!
みんなレベルが高くてうらやましいです。
私はパソコンになった。
何でも知ってるパソコンだ。
答えを聞かれればすぐに答える。
「正解、素晴らしい!」
テストで満点をとる。
「よくやったね、偉い!」
質問されて答える。
「物知りだね、有難う」
受験デ満点ヲトル。
「合格おめでとうございます」
学校デハ、ユウトウセイ。
「君ほど素晴らしい子はいないよ」
ためしに点を下げてみた。
「バカ野郎」
マタ満点ヲトル。
「素晴らしい」
コレガ、コノ国ノ子供ニ求メラレテイル姿ナノカ…。
受験期になるとこんな感情が湧き出てしまうのです。