「隆」の奥さんとの障害年金を助ける?
「隆」が、収入より、良い生活をしていることの話や、
「良子」の年金受給をするために、「クリニック」を変えた話から、
当然、受けることができて、
「Tちゃんは、年金受給していないの」
「初診日が、わからないから。廃院している」
「それなら、次の病院、わからなければ、次の病院と繰り下げていけば、
良い。カルテが、ある病院をみつけること」
「Mクリニックからある」
「聖マリアンヌ病院もあるが、結婚している関係で、戸籍謄本から、
取らないといけない」
「初診日は、鹿児島にある」
「鹿児島のお父さんにも、手伝ってもらう必要が、あるかもね」
「保険料が、未納、免除では、なくて」
「未納では、年金申請が、降りないよ」
「不正だが、支払っている時期を、初診日にするしかない」
「不正なので、鈴木さんを紹介できない」
その、夜は、それで終わった。
次の日、わたしは「こころのクリニック」の診察にいくことを決めていた。
(再診は、いつきてもよい)
「良子」の「玉川病院」の「お見舞い」の帰りに、
「早稲田通りこころのクリニック」に通院した。
「資料が、多く置いてある」場所に、たまたま、座った。
そこには、「あけぼの社会保険事務所」の冊子も、置いてあった。
そこで、それを読むと、「保険料納付要件」として、
「前前月の以前の保険期間に、保険料を三分の2以上納めていること」と、
書いている。
そこで、「隆」にラインすると、「やはり、そうか」と返事がきた。
この小説には、要点のみ、書いているが、
「あけぼの社会保険事務所」の代わりになる、大手社会事務所を調べたり、
こういう事務所が良いなど、「玉川病院」につくのが、間に合わないほど、
前日の夜から、今日のほとんどの時間を費やした。
鹿児島のお父さんは、申請を諦めたらしいが、保険料が未納なら、
どうしょうもない。
今でこそ、保険料を納めないと「障害年金」が、受給できないと、
PRしているが、当時は、そうでなかったと思うし、
今ほど、未納者の締め付けもなかったに違いない。
「隆」の奥さんは、「秀忠」ほどでは、ないにしろ、「重症」で、
寝る前だけで、20錠以上の薬をのんでいる。
若いときに、金をケチったばかりに、一生涯、わずかな、老齢年金しか、
もらえないことになりました。
わたしも、時間を無駄にした。なにしろ、「そうか」だけで、
ねぎらいの言葉もない。だから、「隆」は、ダメなんだ。




