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さらば、多摩ニュータウン1
母は、わたしが、小学校1年2学期以来、多摩ニュータウンの一角に、
暮らしていたが、これが、生きて、暮らす、最後になるかも、知れない。
9月26日、奇しくも、「良子」の退院前日に「入所日は、重なる」
「雄二郎」の家と職場に近い、「イリーゼ葛西」という、
全国規模の施設に入所する。
当日は、「稲城の家」で、保険証等を2時間探し、
「雄二郎の車」で、施設にいった。
そんなに、遠くの施設になるとは、
考えていない母が、少し心配であるが・・・何とかなったようだ。
当日、13時ごろ出発し、その前に、マンションでのお友達、
母より、半年、年上の、最近認知症がひどくなった「山田さん」、
実家が「ナシ園」の、良子と同じ「両足の人工股関節」なのに
普通に屈伸運動できる、母よりは、若い「森さん」とも、
もう、会えないかもしれない。




