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こころを病んでいる人  作者: セブンイレブン


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22/205

退寮へ前編

ぼくは、まず警察にいった。家に帰りたかった。


 木村さんがぼくの身元を引き取りにきた。


 次に大きな橋を自転車でとおり、路肩に突っ込んだ。


 自転車は倒れ、自分で救急車を呼んだ。


 

 こんなぼくにもやさしく接してくれる指導員がいた。


 「M」という人だった。過去、貧乏でいろいろ大変な思いをした人で、


100kg超の巨漢のぼくを「ボルダリング」に誘ってくれたりして、


とても親切にしてくれたようだ。



 スタッフが「秀忠」以上の最近入寮した問題児に気を取られるなか、


 変わらず、とてもよくしてもらった。


そんな人になぜか「敵意」が出てしまうのが「秀忠」だった。



 木村さんにいわせれば、当然のことらしい。愛憎というのか?



 「M」さんが当直の日、夜中に限界になった「秀忠」が、「包丁」を


取り出そうと、台所にいった。



 けれど、包丁がない。



 いやな予感がした、スタッフが当日の夜、撤去したのだった。


 Mさんは、台所の気配がしたので入ってきた。


 なにしているのと尋ねると、


おまえを「包丁で刺そう」と思ったと答えた。



 「M」さんは動揺しつつも、夜通し、秀忠と外に散歩した。



 朝になり、交代要員がくると所長に電話して、


秀忠がいるなら、わたしは指導員を辞めたいと伝えた。



 急遽、両親が呼ばれて「秀忠君」は、いったん「退寮」になります。


 若手ホープをやめさせるわけにはいかないので・・・



 わたしたちは、木村さんの案内でこころのクリニック西尾に一緒にいった。


院長は愛知で入院したいとのことばに、


交通の便がよいところがよいでしょうかと聞き、肯定すると「刈谷病院」を


紹介してくれた。ここが七つ目の病院だった。



 また、寮に戻るのですかとの問いに、木村さんはいったん退寮と答えた。


 木村さんとは本日は別れ、次の日また会うことにした。


秀忠は寮の別館にいる。



 次の日、親子3人で洗濯ロープなどをホームセンターで買い物をし、


 木村さんは、「刈谷病院」の着てほしい時間に大幅に遅れて、


病院に到着した。



 すぐにソーシャルワーカが受付に出てきて、


「1月間しか面倒みません」と言い放った。


まだ、「秀忠」の診察もしていないのに!

 

 けんか売っているのか!



 突然、秀忠が退寮処分になってうっぷんがたまったわたしは怒ったが、


 木村さんが1月猶予があるとなだめた。



 診察になっても医師の態度は変わらず、上司とその部下が


「1月おかせてやる」 という態度であった。


私見だが、私が知る中で最悪の精神病院だった。



 ちなみにここの看護師からいじめを受けていたと、最近も「秀忠」も


いっていた。






 





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