嫌な予感的中 臨時訪問看護「武井さん」と「秀忠」 本来は217の話しです
「秀忠」のいる部屋に「武井さん」は、入った。
入るなり、「秀忠」は、今日の「良子」が自分を待たせて、腹を立てたことを、
「興奮」して話した。
「武井さん」は、話し終わると、「人間なんで間違いはあるのじゃない」
「秀忠」は、今度は、うちらが、無理やり、1人暮らしをさせたことを
言い、こうなる(うつになる)のは、わかっていたと、主張した。
2人には、二人の性格やしたいことがあり、それも尊重して、折り合い
生活するのが、よいのではと言った。
「僕は、うつがひどいんです。重症です」と叫んだ。
「そうだね。場合により、入院も必要だね。入院したら、お薬の調整も
してくれるだろうし」 彼は、わたしが言いたかったことを代弁した。
しかし、同じことをわたしが言えば「父さんは、僕と暮らしたくなんだ」と
逆上するのが、見えている。
「僕もそう考えています。飲みに行った後に、入院も考えています。
どこにいても一緒なんで」
入院したら、食事の内容や量、時間も決められて、
たとえ、「計画入院彼」で「隔離室」に入らなくても、苦痛のはずだ。
と思ったが、余計な口出しはしないのが、吉。
逆に「良子」は、「武井さん」が、「良子」よりの意見をいうのに、
ハラハラして、「武井さん」が話すたびに
「わたしが悪いんです」を繰り返した。
節目が変わったのが、「秀忠」が飲みにいくのに、
チェイサー(ソフトドリンク)を挟んだり、濃度の薄いお酒を飲んだ方がよい
とアドバイスして、「秀忠」の考えを尊重する姿勢をみせてからだ。
「僕は、アルコール依存症ですか」
「お酒を多量に毎日飲まずにはいられない」なら、そうだが、
そうではないので、「アルコール依存症」ではないと思う。
前に毎日のようにお酒を飲んでいたとき、入院でほとんど会っていない
「大澤医師」は、「依存症ではなく、やけ酒みたいなもの
(名称は忘れました)」と言ったのに対し、より身近に接していた
「武井さん」は、「依存症」と答えていました。たしかにあのときとは、
少し、違う。
「秀忠」の顔が穏やかになった。
「やっと冷静になれました。ありがとうございます」
約30分、こんなときでも、過不足なく、「訪問看護」を終えるとは、
その後、家族で唯一ある程度の「フットワーク」があるわたしは、
訪問看護表と自立支援のノートを、置いてあるケーキ箱をはじによせ、
机で書いてもらい、丁重に感謝の言葉をかけて、送り出した。




