イヤな予感的中、「秀忠」の誕生日のおやつの時間 「武井さん」急遽「家にくる」
帰ってきたが、状況は、変わっていなかった。
「歌舞伎町」に今日で飲みに行くから、有り金全部出せ。
金曜日には「川崎のゆいさん」のところにいくから、
木曜日の夜までに、2人はそれぞれ「30万用意して」
逆らうと、命さえ、危ないので、「わたしは、財布にあった、7万五千円」
ほどを用意した。各自の30万円は、深夜歩いて帰るとき、コンビニを
はしごすればよいと思った。ただ、引き出せるのが、「10万円」だったら、
一日では、用意できず、2日に分けて用意しないといけないと思った。
その後も「最悪の誕生日だ」「僕なんて、死ねば良かった」
「包丁出して」と、大声を出す「秀忠」、
たまらず「良子」が唯一の解決策に出た。
それは「武井さん」に電話することだ。第3者の意見は、比較的よく聞く。
同じことを家族が言っても、逆上する。彼なら、安心だ。
しかし、つながらなかったら、「THE END」
幸運にもつながり、「良子」が状況を話したが、
「言っていることは、そんなに違わないのに、
彼は、その話しを大声で訂正する」 「武井さん」にも聞こえたと思う。
「父さん、代わって!」
「パニくりながら、話す「良子」から、電話を代わった。
「妻が、すぐ、秀忠のところに行かなかったことで、朝から大変なことに
なっています。「包丁」持ってきてとまで言って困っています」
「包丁が出てくると警察をよばないといけないね」と冷静に返した。
「それくらい、普通じゃないんです」
「じゃ、わたしが行けばいいですか」
「えっ、来てくれるんですか」
その返答は、来てくれると思わなかったわたしには、意外だった。
もっとも、最初に「良子」が、「今どこにいますか。それじゃ遠いですね」
と言っていた。
「あと15分ほどで行けると思いますのでよろしく、お願いします」
きっと、次の訪問先を「ドタきゃん」してくれるのだ。
「ありがとうございます」 相手には、当然、見えないが、礼をして、
電話を切った。
「助かった」 これで少しは状況が良くなるだろう。
「武井」さんは、10分もしないうちに、家にきた。




