暗転 せっかく「うつ」の薬がもらえて、いい感じだったのに
わたしが、2日連続で「わたしたちの家」に戻って、
1時間ぐらいたったとき、電話が鳴った。「良子」からだった。
行く前に妻の実家から電話があったので、何か不幸が起きたのかと思ったが、
そうではなかった。しかし、妻の実家が嫌いな「秀忠」が気分を害し、
わたしにとっては、いつかくるかと思ったが、よりによって、今日かと思った。
「良子」は、わたしに戻って欲しかったようだが、来たばかりでまた戻るのは、
「良子」の右股関節の「亜脱臼」騒動で、1回あったが、
できればしたくなかった。
「良子」が話すが、話しにくそうで話しが今一つ見えない。
わたしが、大嫌いな「聞いてる(怒)」を何度も繰り返した。
時々、「秀忠」の怒号が聞こえる。
「秀忠」の言い分はこうだ。「一人暮らしをさせた張本人はだれだ」
「生活保護をうけさせようとしたのは誰だ」
「一人暮らしさせようとしたせいで、病気になった」
「母さんがケーキをいらないといったせいで、膝を痛めた」
「父さんが夜倒れたせいで(そのときのことは、あまり記憶にはない)
睡眠不足で調子を崩した」
「一人暮らしは、おまえが悪い悪いとされ言わされたものだ」
「竹林先生は、父さんの考えに共感すると言っていたよ。どうなの」
「精神病院は、まともなところではないんだ」
「良子」は、「病院から言わされたとは、わからなかった」といった。
「わたし」は、「前の家で3人で暮らしてもよいと考えていた」と言った。
「酒、飲みに行ってくる」
「わたし、もう止められないよ」
「秀忠」が、洗面所にいって、重圧から、少し、解放された「良子」が
「できるだけ、急いできて」




