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「秀忠」のお供で「ガールズバー」をはしごする。5 1人で帰宅する
店を出て、再度「秀忠」に帰るか、一緒にいかないかといったが、
ダメだった。わたしが、女の子に、「ちやほや」されるのも原因か。
「秀忠」は「良子」に似て「嫉妬深いのだ」
店を出て、すぐに彼とは別れた。帰る道は、まっすく進むだけだ。
反対方向にさえ、出なければよい。
方向音痴のわたしだが、明るい方が、大通りと思い歩き出した。
今なら、mapを見ていけるはずだが、
そのころは、電話機能だけで精一杯だった。
帰りは、行きと同じく道は大混雑で、「boy」の呼び込みも多かった。
もっと若ければ、ふらっと「風俗」に入ったかもしれないが、
ここは、吟味しないといけない町だ。
やがて、大通りに出た。
通りには、「タクシー」が何台か止まっていた。
「タクシー」に乗ると、運転手はだいぶ年配の男性で、
「目が悪くて」 ナビを入れるのに、難渋しているようだった。
「あら、この人、大丈夫かな」




