F病院の出来事 後編
藤沢病院では患者がリネン交換をする。
「秀忠」はうまくできず、補助の人に手伝ってもらった。
医師は女性の医師だった。
早く措置入院を解除させたいと思ったが、
「秀忠」は、聞かれたことに正直に答えたので、すぐに解除されなかった。
やがて「措置入院解除」で「医療保護入院」。
「秀忠」が本が好きだと知ったら、伝記などの本をもってくるように、
女医は私たちに伝えた。
しかし、全く興味がなかったので、「児童書」を持ってきてもらうように
した。
やがて初めての面会、「わたしは、治っていない」と取り乱した。
「リフレ」に行く前に戻って欲しかった。
しかし、この態度に担当医はひどく心証を悪くした。
「秀忠」は入院中、多くの大人の男性から可愛がられた。
なかには入れ墨を掘った「やくざ」の人もいた。
「やくざ」に興味があるのもこのときの影響かもしれない。
やがて退院、そして次の病院が決まるまで通院。
この間で「障がい者手帳2級」を取得。「秀忠」自身も2級にびっくり
していた。なぜなら、「秀忠」と仲良かった人は3級どまりだったから。
行政は最初、川崎の「ハートフル病院」に打診したが、断られた。
病名が「適応障害」だったせいかもしれない。
結局、決まったのは、「思春期外来」を非常勤の男性の医師が行っている
「東横敬愛病院」だった。




