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こころを病んでいる人  作者: セブンイレブン


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さらば、多摩ニュータウン6 不用品の処分 「雄二郎」の本音 おれの顔をつぶさないでくれ

 6時半に、「雄二郎」の携帯に電話したが、電話に出なかった。


「車に乗っているときでも出るのに、なにかあったのか」



 8時半に電話したとき、「雄二郎」は出た。声の調子が、いつもと違う。


まず、見積もりの結果を伝えると、


「高い」、そうかもしれないが、


それなら、「何円以内からOK位言っても良いのでは」と思った。


「本日、SさんとMさんに絵を上げる約束をしたことを伝え」


「それなら、こちらでは、当日立ち会うぐらいしか、できないね」と伝えた。


こちらが、気分を害していることが、わかったのか、


「全部、片付いても、家のあらがみえても、取引に不利になる」


「10月中旬では、いずれにしても早い」


「では、何か変化が、あったら電話して」と言って電話を切った。


電話で聞いた限り、母は、元気なようだ。


ただ、稲城の家の処分のことは、言わないで欲しいといわれた。


今日は、稲城の家に行ってきたといってきた。


そういえば、テレビがなくなっていた。


母は、簡易保険に入っていて、受け取り人は、わたしになっていた。


代わりに、「墓の管理料」を払って欲しいとのことであった。


「借金」を多額に抱える「雄二郎」にとって、「500万」は、うらやましい


金額に違いない。おやじの車を処分したまでは、


わたしは、全くタッチしないでいたが、


その後は、「雄二郎」は、「我関せず」との態度であるのも、影響あったかも


しれない。口座等の「印鑑」や、ましては、「暗証番号」など、


今の「母」には、全くわからない。



「雄二郎」は、「不動産」会社を通さずに、家を少しでも高く売りたい。


最低限の「手だけを加えて」


ここの「ローン」も、いくらかは、知らないが残っている。


「母」が、「雄二郎」の家の近くにいき、「住民票」も移すようなので、


こちらは、「秀忠」の退院後、引っ越すまでに、1回いけば、


年内は終わり。


 

「ひろき」さんに、契約撤回を伝えなければ、まだ、時間は間に合う。


「口座番号」を伝えて、まだ、「秀忠」と同い年の彼にしては、初めての


大きな取引だったかもしれない。


 

 妻が、彼に電話して、稲城の家の「秀忠」関係の荷物、「衣服」や


「マットレス」のみ、家への運搬をお願いすることにした。


「良子」が、「雄二郎」に伝えなくてよいかといったが、


そちらが、そうなら、こちらも勝手にしてもらう。基本的には、


稲城の家には、もう行かない。

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