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こころを病んでいる人  作者: セブンイレブン


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栗田病院にて  「秀忠」からの電話1

 病棟の特殊な電話をすることが、許可からされから1日に、


最低でも3回電話がかかる。こちらからは、直接、電話をすることは、


できない。



 今日の最初の電話は、わたしの誕生日のお祝いの電話だった。


「秀忠」は、誕生日を特に大事にする。「退院日」には、退院祝いとわたしの


遅い誕生祝いを「パティスリーマナ」という個人店で購入することに


今日決まった。ここは、そういうときに利用することが、決まっている。


前回の購入では、「良子」が、失言をし、かなり「雰囲気」を悪くした。


「良子」は、本当に、状況をわきまえない「失言」が、多すぎる。



 一週間前は、「隆」の誕生日に、電話して「電話をとってくれた」と


泣きながら「報告」してくれた。



 本日、4回目の電話は、同伴外出の件だった。週1回の「面会日」と別に


「同伴外出」を週1回、わたしが、同伴して「喫煙可の喫茶店にいく」ことに


なっていたが、さらに、週1回増やして、計2回にして欲しいとのこと、


それは「良子」が、行くことに決まった。



 わたしの場合は、「寝不足覚悟」なら、最寄り駅まで、行って


そこから、「タクシー」を使えば、お金の節約になるが、「足が不自由」な


「良子」の場合は、そうもいかない。おかねは、その日だけで、一万円以上


とぶが仕方がない。




 「秀忠」の話に戻すと、今日は、入院患者から、いじめられていることが、


主であった。初老の同室患者から、「ゴミ」を「秀忠のベッド」に捨て、


拾ってといういうものであった。一度片付けても、また、同じことをされた


というものである。看護師に訴えたが、その場を見ていないので、


対処できないと言われたという。また、別の患者からは、


「お前、学校行っていないんだっけ」と言われたそうだ。



 「秀忠」の話しは、以前から「本当か妄想かわかない」ものが、多い。


たぶん、「事実であるが、誇張」して、言っているのだと、わたしは、思う。


「退院」という「ゴール」が、見えて、かえって気が焦っているのだろう。


入院歴が多い「秀忠」だが、今回ほど、長期の入院は、なかった。



 「東横敬愛病院」並みの患者と環境というのが、お決まりの会話だった。


但し、食事は、おかずは冷めているが、おいしくて、古いがシャワー室は


きれいだそうだ。前に「休息」のため、「隔離室」に入ったことがあると、


今日の電話で教えてくれた。


そこは、臭いそうだ。「トイレ」も自分からは、流せないそうだ。


わたしが、同じ立場でも、「カーテンの仕切りがない」、


部屋に長期間いないのは、耐えられないだろう。



 こうして、今日の夜の電話が終わった。


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