急展開 栗田病院 終盤
「秀忠」と、正規の「初面接」であった。受付のはずれにある、
「ドア」をあけ、一回敷地内ではあるが、外にでる。
すると、朝、タクシーの運転書が間違えた場所にでた。
そこは、立派なたてものがあり、平和交通のタクシーが、止まっていた。
「この建物は、創業者の家で、国宝級ですよ。」
「古くて、すいません」 この人は、古いことを相当気にしているそうだ。
入院が決まったときも、「古い病院なので」から、始まり、何回もそういった。
やがて、また「トビラ」が、あった。カウンターのような場所があり、
そこに一人の女性が、座った。まず、面会用紙に記入するところから、
始まった。わたしは、書類を書きながら、段差があったので、このさき、
土足で行けるか、不安になった。最近、外に出るときも、
靴下を入っていないのだ。「良子」は、家でも靴下。
「秀忠」は、外出するときだけ、靴下。
そういえば、「北山相談員」が、
「秀忠が、洗濯をしているのを、ほめてあげてください」と、言っていた。
入院時は、「レンタルは、サイズがなくて、普通使えない」ので、
「自宅に持ち帰り洗濯」であった。
「市立川崎病院」では、「当初は、レンタル」をしたが、
紙パンツが、小さくて破れたので、レンタルは、タオル類のみであった。
洗濯は、担当看護師の人がしていただいた。
「ライター」、「たばこ」が、あればロッカーに入れてください。
他の持ち物があれば、入れてください。「厳しいな」
土足のままで、「食堂」に入った。
秀忠いわく、隣の区間は「リネン室」だそうだ。
面会時間は、通常「15分」、満席でなければ、あと15分追加される。
我々が、座っときは、「ほぼ満席」であったが、15分後には、空いていて、
あと、15分大丈夫ですよと、言われた。「秀忠」」は、いつものように
「時間をきっちり守り」結局、延長「10分」で、面会は終わった。
「秀忠」に、お気に入りの曲、でんぱ組「明日、地球が粉々になったら」他、
CDを1枚渡した。CDは、スマホが使えないので、
わざわざ、買ったものである。プレイヤーも当初は、
最も、好きな、アニメ「RE;CREATORS]を見るために、
パソコンから電源をとるプレイヤーを買ったが、
パソコンの持ち込み自体ができないため、
「良子」は、「電池式」のプレイヤーを買った。
「良子」は、すぐに買い与え、それが当たり前と思われると、良くないと
思う。院長先生も、同様な考えであろう。
面会自体は、これといって書くことはない。
面会時間が、最大限にならなかったことで、わたしの次の行事
「歯を抜いて、上の歯が、前歯と、右の犬歯だけになるかどうか」が、
判明する「歯医者」に間に合うか、心配になってきたわたしには、
朗報であった。
正門を出て、最近、操作を覚えた、タクシーアプリ「GO」で呼ぶと、
6分で到着すると表示された。「良子」は、正門近くのイスで、
「北山相談員」と話している。
少しして、時間になったので、「良子」を呼んだ。
それらしい、タクシーが、通ったが、小さな交差点を「右」に
曲がってしまった。しばらくして、タクシーが戻ってきた。
この辺の「平間」に基地がある、「川崎交通」であった。
いつものように、わたしが、先に乗り込み「障害者手帳」を掲示した
先に掲示しないと、割引ができないことがあるからである。
このことは、家のあたりを網羅する、名前が似ている「川崎交通」の
運転手から、学んだことである。
タクシーに乗り込むと、「良子」が言った。
「まだ、中学生カップルが、話している」
「栗田病院」に着いたのは、午後1時40分。
今は、午後3時43分、2時間ほども、そこで話していたことになっている。
タクシーは、幸い、空いていて、午後4時40分に、歯医者のすぐ近くに
到着した。自宅は、少し先である。わたしは、先に降りて、
歯医者にいくため、階段を上った。そこから、見える空き地には、
いつものように小学生が、野球をしていた。
肝心の歯の運命は、歯の掃除を終えて、医師は、右上と右下を機器で、
歯を叩きながら、痛いかどうかを聞いた。やはり、「問題の歯」のみ痛む。
医師は、どれくらい痛むかを聞いて、歯を使わなければ、痛まないが、
そうでなければ、我慢できる程度だが、昨日は、「痛み止め」を服用したと、
伝えた。
ひろまつ先生は、少し、考えていった。
「虫歯なのは、わかっていましたが、神経がないので、
本来痛むはずないのです。何回も通院することになりますが、
「金属」を外し、「根」の治療をしようと思いますが、いかがでしょうか。
「お願いします」、こうして、わたしの「歯」は、少なくとも、「一週間」
延命した。先生は、今回の「歯」は、抜く羽目になると、
考えていないようだ。わたしは、「悲観主義」なので、
前回が、そうであったように、「金属」を外したら「抜歯」しないといけない
状態なのを危惧している。
こうして、大きな山場を終えた。家に帰れば、2回ぐらいは、
「秀忠」から、電話があるだろうが、気分はよいので、平和におわるだろう。
「平和が一番」




