11/78
体重について
前述したようにほくはナナさんに好かれるため、
30kg後半まで体重を落とした。運動もしたので減り方は異常だが、
健全な落ち方と思っていた。
体重が70kg以上あったときで、
まだ、妻の家との折り合いが悪くなかったとき、
妻の実家ですき焼きをごちそうになった。
そのとき、きみは肉は食べなくてよい。と言われた。
父は顔をしかめたようにみえたが、何もいわなかった。
母は祖父母に何か言って、ぼくをフォローしたが、何をいったか覚えていない。
祖父は友人が糖尿病で足を切断して、若くして亡くなったことから、
秀忠を心配してのことだったが、ぼくにはそんなことは関係ない。
今を好きたいように生きるのがぼくの考えだ。
藤沢病院を退院して、まだ、体重がやせているとき、
またも、祖父の実家で料理は忘れたが、ごちそうになったとき、
前とは一転して、もっと食べなさいと言われた。
そのせいで、ぼくはかなり太ったと思っている。
自分では気づいていないが、自分に甘く身内に厳しい、
自分の非を人のせいにする傾向があるようだ。
それも悪夢の小学校後半のせいだと思う。