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エリは言った。
「ねえ、メモを見せてもらってもいい?」
ユウタは言った。
「うん、いいよ」
エリは言った。
「一緒に見てもらってもいい?」
「うん」
二人は一緒にユウタのメモを見る。
その分中に
○○に託したら
荷解き
真面目に○○してるから
○○な気持ちが乗ってる
チェックする側
そんなところで○○換え
明日も○○食べよう
速く感じる
育ててみて
好みだから受け取る
○○の時一つ持ってるのものは
それほど出来るなら
決めたのを変えるなら
願った星
○○の中をよく○○することある
そこで出来上がった
青の相手してて
続けるのが強い
この弾力は
どんどん脇を
○○の一発は
○○量多いのは見た
○○な人を巻き込んで
織り込み済み
寒い中で鬼
あなたより○○な人
そこでやると
○○こと言ってくる
会社の中の人も○○と思ってる
4級の人が入って
倉庫の外の人は
カレーを見る人は
鍋に触らない
仕掛け終わるまで
おそらくV
面白さに欠ける
上司のやり方と違う
ドア閉められない
昆虫が友達
○○を連れて来る
指示通り
山本同士が
一緒にぬるっと
とんがってる山
それは普段の○○なので
愛する鉄棒
やはりストレートでいくと
大部分が
バターの趣味
硬いチーズそうしない
立ち見
いつもそうしてる姿
風間
そこを良しとする
ミニ豚のさんぽ
出鼻を
よく分からないけど
チャンスに変わる
結果その人と
誰か必要としないのかな
それ先にやればいいのに
またすぐ自分の番
減らすのは
二度手間終わって
対して
全体的に
周りのブタは
なにに繋がるのか
○○が目立ちたいだけ
○○が得意な子供だった
横から見ても
木霊やらされるの
駐車場を見回りして
三時ですよね?
船の模型
エジプトまで来て
ミントか
○○するまでに済ませとく
流行ってるのいいんですか?
それで付いていける
周りに人が居なくて寂しいカブト虫
見てもしかたない
薪をくべて
○○時に持つ○○
一昨年は○○だった
キャッチして
○○を止めろ
○○を追って
した後に
コーヒー持ってラーメンを見てる
おかか
マージャンザーサイ
別撮り
そんなことない
結婚してから
それいるか?
すごく近付けるの
いろんな色の
遠くの字も見えてる
鶴が嘴で
すぐに○○に行かない
あまり働けない
そんなにいっぱいファンいない
その眺めを○○してない
一回まわってきて翼で
ダウンロード
身近にあったから
本当○○の中
下の物を上にやる
面白い奴がなんで
ビル強引
バケツが○○
速いやり方教えてもらう
大山○○
ベーシックに
花屋の花が入ってる花桶
千円
エリは言った。
「千円。千円でなにか考えて」
ユウタは言った。
「これどうしたらいいんだろう。千円。千円なんだろう。千円」
エリは言った。
「千円でなにか考えて」
「コンビニで千円で買える分だけ和菓子を買う」
「コンビニで千円で買える分だけ和菓子を買ってそれからどうするの?」
「コンビニで千円で買える分だけ和菓子を買って会社のいろんなとこに置く」
「和菓子を会社のいろんなとこに置いてどうするの?」
「上司の机とかにも和菓子を置く」
「置いた和菓子をどうするの?」
「置いたとこに用事があって行ったり、その前通った時にしかその和菓子を食べられない。和菓子を食べたいからってそこに行っては駄目」
「上司の机に置いた和菓子をどのタイミングで食べるの?」
「上司に用事があって、上司の机に行った時に和菓子を取って、和菓子を食べてから上司に話しかける」
「上司に怒られないの?」
「上司の机に和菓子を置く時に説明してるから怒られない」
「上司の机に和菓子を置く説明した時に怒られなかったの?」
「怒られなかった。やっていいって言われた」
「優しいのかなんなのか分からないな。他にどこに和菓子を置いたの?」
「一番近い会議室じゃない会議室に和菓子を置く」
「その会議室はよく使うの?」
「たまにしか使わない」
「和菓子を置いてたら邪魔じゃないの?」
「会社の人には伝えてある」
「なんだよその会社。それ許してるの変だな。その会議室たまにしか使わないなら和菓子が駄目にならない?」
「賞味期限が来たらどうしようと思ってたけど、賞味期限内にその会議室を使うことがあって会議中に和菓子を食べる」
「会議が終わってから食べれば」
「人が喋ってる時に食べるのがおいしい」
「それでも会議が終わってから食べた方がいいよ」
「いい会議だった」
「他の人はそう思ってないかも。一人会議中に和菓子食べてるから」
「いや大丈夫、みんな優しいから」
「その会社大丈夫かな」
「いい会社」
「いや、その会社大丈夫かな」