4
エリは言った。
「ねえ、メモを見せてもらってもいい?」
ユウタは言った。
「うん、いいよ」
エリは言った。
「一緒に見てもらってもいい?」
「うん」
二人は一緒にユウタのメモを見る。
あの刑事二人
そんな時も助けてくれる
どんな時も気にかけ
二人マジで
従わない
ネコがうるさい声で話してる
便利になった
利用させてもらう
亀が亀より
じゃんじゃん
いつプリン
届いてる
恋が多い
それはずっと決まってて
三十分待てるか
韋駄天酢豚
三回投げてますからね
多くの人が
負けるのが
○○で引退したんだよ
○○よく動いた
○○してるフグ達が話してる
なにも教わってない
43秒
部屋に残って
こんな少しでもよかったんだ
フォーム崩してる
もう少し崩してもよかった
荒れる予感
疲れたカエルも
すじ煮込みがすごい
少し見てすぐ
あまりに一緒に居すぎる
顔が長くなっていく
覚えられるなら
昔自分達がした○○
そんな中途半端なので
早めにチェンジ
土埃が舞う
そうとう大胆に
恩に報いないと
連載当たり前
多くのものを見せる
○○の道に進もうという気持ちがあるから
そんな考えをする
スイッチヒッターは
発表は
ストッキングみたいな
どこに行くにも
すべてさらっと
やらずに済んだ
そのカーブ
一人マーク
そのお菓子
そのあと五日間
ごく近所
声出して
八年間は
元があるもの
招き猫がこっち
文庫本持って
エリは言った。
「文庫本持って。文庫本持ってなにするの?」
ユウタは言った。
「文庫本持ってなんだろう。文庫本持って。なんだろう」
エリは言った。
「文庫本持ってなにするの?」
「文庫本持って、文庫本の背表紙で卓球の球を押して転がす」
「それ面白いかな」
「文庫本の背表紙で卓球の球を押して転がすので競争してる、コーンの所でUターンする」
「う~ん、面白いかな」
「それで2チームでリレーしてる」
「盛り上がるかな」
「使うの薄い文庫本。卓球の球を転がすの簡単すぎたら面白くないような気もするけど」
「実際にやってみてはないよね?」
「実際には薄い文庫本の背表紙で卓球の球を押して転がしたことはない、簡単すぎるのかもわからない」
「見て面白いのかどうか分からないな」
「でも自分でやって見る気になれないな」
「試してみたらいいじゃん」
「試すのはよしとくよ」
「試さないのか」
「試さない」
二人は一緒にユウタのメモを見る。
家の前に車停めて
国外に行く
一つ立ってるから
有望な人は
あさりが言うのは
へそ
○○を取り入れる○○から
小さい4も
キンメダイははやい
自宅に届いた○○
粘り強く
うちの岩の上にも乗ってる
旗振り役
気合を入れ直す
集中しなおす
油揚げの踊り
二時間集中出来た
どっしり構えてる
家がいいえって言う
豆が最初に書く
ぬか漬けにされてるもの達が喋ってる
整理の句
追っ払った
邪魔なのに邪魔邪魔って
山を置く
数多くの○○を
雑草を抜く
在京
○○ことと同じ
遠い場所の人モデル
準備中に
穴だらけの
昔みたいにばんばん
途中でライオンが追い付いて
ばらばらにやる
次自分の番 公園のベンチ
豚肉喜ぶ
前出て来たのに
単純にカエル
かつて勉強
疲れる症状
○○が寝転がして
衣類も一緒に
○○やってる中
そういえば最近○○聞いた
時間にしたら
中の○○ばっかり
しばらくしてやって来た
広まってるゼリーのイメージ
労わる
煽てられたら
お前の中には
クラシックのコンサート会場で
後ろの子
エリは言った。
「クラシックのコンサート会場で後ろの子。まあこれいいか次行こう」
二人は一緒にユウタのメモを見る。
○○な女の人のいい動き
テニスでラリーした後
全棟となると
一緒にやるだけでいい
150 イタリア
エリは言った。
「150 イタリア。150 イタリアでなにか考えて」
ユウタは言った。
「これ無理だよ。イタリアなにもないよ」
エリは言った。
「いや、頑張って考えてみよう」
ため息をついてユウタは言った。
「150 イタリア。150 イタリアなんだろう。150 イタリアなんかあるかな。150 イタリア」
「150 イタリアでなにか考えて」
「石…」
「わざわざイタリアで考えて石なの?それで石がなに?」
「150人が温めた石を木に当ててる、投げて当てるんじゃなくて温めた石で木に触ってる。イタリアでそれやってる」
「それなにやってるの?温めた石を木に当ててるって」
「人間もそれやったら気持ちよさそうだから、木にもやってみてる」
「ユウタは温めた石を肌に当てたことがあるの?」
「やった事ない。テレビでマッサージで使うの見た事ある」
「自分でやったことないんだ?人間がやるのは分かったけど、それ木にやってもいいの?」
「150人いるけど誰もそれを木にやっていいかどうか分からないままやってる」
「150人もいたら1人くらい木の専門家に温めた石を木に当てていいか聞けば?」
「150人いるけど誰もあまり考えてない」
「150人いたら誰か考えようよ」
「そういう人が誰も居なかった」
「その150人でなにかするの止めたほうがいいよ」
「あーそうかも」
「あーそうかもだよ」