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エリは言った。
「ねえ、メモを見せてもらってもいい?」
ユウタは言った。
「うん、いいよ」
エリは言った。
「一緒に見てもらってもいい?」
「うん」
二人は一緒にユウタのメモを見る。
器具のつまみが
胃の中の物全部
クソ○○たくない
もらったら普通○○
それ見たら恐くて
首から肩にかけて
半魚人が○○押さえてる
開いたまま
難解な
老いてボール
水族館で泳いでる魚
ヒゲ大将
この人が
ゴルフの話聞いてて
抽選で選ばれた方まだ
引き千切られる
肩全体に
昨日は○○多かった
みかん振る
厚着なんだ?
○○まで届くもの
合わないものがいっぱいある
伺わせてもらう
○○に於いては
紫の背景にコップ
あれだけ○○言ったのに
○○言うの続ける
いつも決まった番号
いい 掘り起こした
大人しくしてれば
恐れないんだ
○○追っかけるの
部屋干し
○○二つは捨てて
着ぐるみ ねぎ
点滴打ってる
他の人が捨てたの拾う
頂き物
○○にやられる
2005年
○○に居る必要がない
見るしかないもの
芸人が相方を
終わってしまう深夜番組
そこで繋いで
画質が良すぎて
多くの人がそう思うか
投資
キュウリ見てて
素人が見て
○○のままで居られる
○○する機会が多かったから
ゲームに例えてるけど例えるの下手
なかなか縛られない
○○してからマスク
それが早く終わったら
展望
○○聞いちゃってる
虫よけスプレーした肌にすぐに
○○の引っ掛かりという
新しい○○の使い方
巨人の落とし物
その勢いで
一本の○○で
私が当てるの
巻き込まれて
○○の兄貴を入れると
得意なこと三つ
それだったら朝四時
こだわりのかき混ぜ方
広がったのそういう事なのか
肌がいい状態じゃない
抱えていくから
そこで切るの
つっついてる方へ
見せてくる
もう少し分かりやすく言って
違う言葉で説明する
先取り
その場所では自信あった
出来る人は
破滅させた
見直してから
○○の印だけは一番
もう一回全部見て
保湿がすごい
候補のおじいさん
喋ることに
いいえ、それは私では
利用した
またやり直す
持って来いの
なぜか合うものがある
クリームボケェ
暇になったり
コンビニ大胆
書かなくてもいい
○○る前にはないかも
本音と○○のぶつかり合い
アドバイス通りにしたら
満々の
良さを伝えてくれる
怪しい女
エリは言った。
「怪しい女。怪しい女でなにか考えて」
ユウタは言った。
「えーなんだろう。怪しい女。怪しい女なんだろう」
エリは言った。
「怪しい女でなにか考えて」
「漢方薬の店の前にいる怪しい女」
「その女の人は漢方薬の店の前でなにしてるの?」
「人が漢方薬の店に入ったら、店のドアの前の空気をビニール袋に入れる」
「それなにやってるの?」
「怪しい女そのビニール袋の中の匂いを嗅ぐ」
「漢方薬の店のドアが開いたら、ドアの前は漢方薬の匂いがするの?」
「漢方薬の店に行ったことないから分からない。でもビニール袋の中が漢方薬の匂いしなくてもいい。漢方薬の店の空気が嗅げたらそれでいい」
「漢方薬の匂いしなかったら意味ないと思うけどな」
「漢方薬の店のドアが開くたびに店のドアの前の空気をビニール袋に入れてたら、店員に見つかって注意される」
「店員に注意されてどうするの?」
「注意されてる時に、空気が入ってるビニール袋をぱんって割って走って逃げる」
「ビニール袋を割らなくてもいいだろ。あと謝りなよ」
「申し訳ないって気持ちはある」
「申し訳ないって気持ちがあるなら謝りなよ」
「またその店の近くを通った時に、ビニール袋に空気を入れたくなる」
「その店に近付くなよ」
二人は一緒にユウタのメモを見る。
睡眠の後半
トイレから空見てる
犯人の頭を
○○の事で頭がいっぱい
ぎりぎりすれ違える
よごれの少ない雨
銅像よく見たら
駅の○○
○○のどっち側にも
アイドル出来るかな
開いて入れる
ハートを取った
○○たらすぐ出よう
言われたら買っちゃうのか
慌てないで
重ねていくのが
用意出来なかった
だって二つの
逆○○
今日は機嫌が悪い
朝日が昇って
それは押さえとく
考える暮らし
○○必要な吸血鬼
言う人は
言ってくれた人は
途中で外れた
それを先にやった
傘を借りる
エリは言った。
「傘を借りる。傘を借りるでなにか考えて」
ユウタは言った。
「これ考えるの難しくない?」
エリは言った。
「難しいかどうか分からないけど、がんばって考えてみて」
「なんだろう傘を借りる。傘を借りる。なんだろう」
「傘を借りるでなにか考えて」
「友達の家から帰る時に雨が降ってて傘を借りる」
「友達の家から帰る時に雨が降ってて傘を借りてそれからどうなるの?」
「帰る途中で雨が止んで傘を閉じる」
「傘を閉じてどうなるの?」
「傘を閉じて歩いてたら、「すみません、傘に金箔を貼らせてもらえませんか」って言われる」
「突然だな、それでどうするの?」
「三秒くらい考えて、「ああいいですよ」って言う」
「三秒くらいしか考えなかったの?人の傘だしもう少し考えてから決めてもいいのに」
「なんか面白いかなと思っていいですよって言った。「傘を開いてもらっていいですか」って言われて傘を開く。傘を開いたら傘を地面に置かれて、布の部分の真ん中あたりから金箔を貼っていく」
「傘を渡した人は金箔を貼られてる間なにするの?」
「金箔を貼ってるの見とくだけかな。話しかけない。金箔を貼ってる人は金箔を三枚貼って首を傾げる」
「なんで首を傾げたの?」
「首を傾げてさらに二枚金箔を貼って「やっぱり違うな」って言って金箔をはがし始める。「やっぱり違いました」って傘を渡した人に言う」
「やっぱり違うってなにが違うの?」
「その傘に金箔が似合わないかなって」
「金箔を貼る前に気付かなかったの?」
「気付かなかった。金箔を貼ってみないと分からなかった。傘を渡した人は傘に貼った金箔をもらえると思ってたから「えっ、俺の金箔」って心の中で思ってる。金箔をはがした人は「じゃあ」とだけ言ってあっさり去る」
「あっさり去るんだ?それで傘を渡した人はどうするの?」
「地面に置いてる傘を取って、傘を閉じる。それでこの事は友達の傘の持ち主には話さない事にしようって思う」
「なんで傘の持ち主に話さないの?話したらいいじゃん」
「金箔を俺の金箔って思ったから、この話をするんだったらそれも言わないといけないような気がして、それが知られるの恥ずかしいから傘の持ち主には話さない」
「金箔を俺の金箔って思ったのは傘の持ち主には話さずにこの話をしたらいいじゃん」
「この話するんだったら、金箔を俺の金箔って思ったの話さないと」
「別に話さなくていいのに」
「それは無理」
「気にしなくていいのに」
「どうしても気になる」
「気にしなくていいのになあ」




