現在逃亡中・・・
「探せ!!・・・草の根を分けてでも探し出せ‼!」
「城の中も隈なく探し出せ!!」
「逃げられでもしたら我ら近衛の面子は丸つぶれだぞ」
・・・・・・
・・・・・
・・・・
(ふう・・・なんとか行ったようだな。)
しかしドジを踏んでしまったな・・・
いつもならあんな警報装置見逃すはずないんだが・・・義賊ジャスティス様ともあろうものがとんだ醜態をさらしてしまったぜ・・
正直こんな片田舎の城なんざあまり興味はなかったがある商人とつながってるって噂で大金をため込んでるって噂だったからな。片田舎の城だから警備はザルと決めつけてしまい油断してしまった。
(こんなことならもう少し札の準備もしておくべきだったぜ)
!!・・・兵士達の足音!!
また戻ってきやがった・・
仕方なく俺は目の前にあった扉を開けて中に入った
この部屋は・・・!!
質感のいいベッド、
品のいい鏡台
ハンガーラックには割といいドレス
お姫様か王妃の部屋にでも入り込んでしまったようだ
「おい・・王女様の部屋から物音がしたぞ・・」
「緊急事態だ・・中を改めろ」
勢いよく扉が開け放たれた!
「いたぞ・・お尋ね者のジャスティスだ!!!」
ちぃ・・見つかった・・だがここでつかまるわけにはいかない
俺は捕まえようとしてきた兵士を飛び越えて扉から出よう・・・・としたが足元のあった一枚の布切れに足を取られてしまい盛大に後頭部から頭を地面に打って転んでしまった。
「な・・・はらひら・・・」
そしてそのまま意識が遠のいていった・・・
その時、俺の顔には足を取られた時の布・・・もとい、女性用の下着・・もっといえば熊さんのバックプリントのパンツが被さっていた。