最初の仲間? 登場
エルベアトの初めての戦闘は酷い有り様だが、初めてのモンスター相手に初心者の最初の戦いでは普通だろう、接近戦闘ではなく最初は魔法で相手が気付く前に先手を討つのが無難な定石(じょうせき)だろう、まあ今更言っても遅いが……………この世界は甘くもなく優しくも無いが、ある程度人類の人口が回復すれば良くない考えをする者が現れると、その悪循環に忍び寄るのは悪魔であり魔族である。
そしてアフロディーテやその眷属の苦肉の策は、異世界から不遇な冒険者を連れて来れば人口が回復するよねと思ったが、結局は上位の存在やら同高次元体に怒られたりした為才能は在るがその世界では、冒険者として大成しない者を招く形で簡易的にスキル等を与えある程度の恩恵を与えるが、大抵居着いた街の英雄やその村の自警リーダーやハーレム冒険者として終わる、この世界は⭐️の色と数とプレートの色で冒険者の判定をしてるがそれは後に説明いたそう。
後にこの冒険者のプレートでエルベアトの運命に、大きく関わって来るがそれは後にこの世界のルールに束縛される、地球と違う倫理観には・・・・・まあそれは後に判明するが普通の異世界転生や召喚主人公とは、また違った人物でありクズでは無いが聖人君子でもない、何処にでも居るが個性ある人間の一人である。
エルベアトは基本聖人君子ではないし、聖人の様な主人公体質ではないし普通に何処にでも居る普通に異性が好きな普通の男である、まあ多少衛生面で潔癖な部分やお風呂好きや甘いもの好きである、この世界の倫理観より先に衛生面の潔癖の方でエルベアトは愕然とするのだった。
そんな男が異世界で最初に仲間に成ったのは、意外に熱血漢溢れる者だった・・・・・・
ボルアウルフとの戦闘を終えてから、オレとミスティは駄々広い草原を歩く………遥か先に富士山並みに高いアルプスの様な山が見える、そしてたまに草原に見える岩や石をハリボテの様に固めた様な、人型(ひとがた)の岩…………ゴーレムらしきのが居るがミスティに聞くと。
「アレは彷徨う人間の魂や、人に近い直立歩行するモンスターの悪霊や邪霊がクリスタルコアに憑依したのよ、たまに未熟な精霊擬きが憑依してるけど大抵金やプラチナとか含まれる鉱石ゴーレムね、まあ…………悪霊とかはねダークグレー色ね」
どや顔しながらミスティは言う、何かフラグを立ててる気がするのは気のせいだろうか? まあ余り深く考えずに、恐竜に遭遇しないルートでのんびり歩きながら進む。
「近くにモンスターが何体か居るわよ!」
のんびり歩いてたので、警戒するのを忘れてた………疑似タブレットのスクリーンを出して確認しながらスキルを使い、ソナーで団体モンスター御一行や混成モンスター御一行が居たりする。
「…………団体で居るのかよ!」
疑似スクリーンで見た感想を言うと、ミスティは言う。
「ボルアウルフが単体だったのが珍しいのよ! 本来は、群れで居るモンスターなのよ!」
狼なのかイノシシなのか分からんモンスターだったな、習性は狼の方ぽいが戦闘が保々イノシシ何だが………それよりもだ、団体さんにはすまないがマトモに戦闘したく無いから魔法でご退場願おう、まあ大抵のファンタジーゲームでも団体モンスター戦闘だけどね。
歩きながらミスティの話を聞きながら、さてどうしたもんかと悩みながら進んでたら遭遇してしまった・・・・・しまったのだ、何かダンゴ虫の様な姿の大きさアルマジロ位なモンスターに。
「呑気に悩んでるから、もうモンスターに遭遇したのよ!」
ミスティの言葉に少し頭にカチンと来るが、まだ距離は在るが少し文句を言う…………警戒しながら。
「呑気には悩んではないぞ、普通にどうしたもんかと悩んでただけだが……こうなれば破れかぶれだ!」
ミスティは溜め息をしながら言う。
「破れかぶれではなく、落ち着いて戦うのよ! 相手は虫モンスターのゴロゴロ虫よ!」
ゴロゴロ虫とは言うが、何か尻尾らしき部分が何かサソリやムカデとかの毒針ぽい二股なんですけどね。
「お尻の二股の針は毒よ!」
「そのまんまかい!」
一応ダズルを抜き構えながら、魔法を素早く選び攻撃される前に発動させ火魔法の準備が整う、モンスターに攻撃される前に先制攻撃だ、ゴロゴロ虫に向け魔法を発動させると全身の魔力が活性化し、必要分の魔力が空いた片手先に向けて魔力を圧縮し縮退を完了し、普通なら熱風は火と風の合成魔法ぽいのだが、そんな事を思いつつ魔法名をトリガーに魔法を放つ。
「喰らえっ! 熱風!」
エルベアトの身体から発する、炎の様な赤い光が発光すると赤く熱した様な光の地面から、高温の風が吹き上がり魔法がモンスターを容赦なく攻撃を開始する。
4体居るゴロゴロ虫の地面真下から、燃えるように暑い熱風が吹き上がる………それは轟音に近い音と共に暑い熱を帯びた吹き上がる高熱、吹き上がる熱波(ねっぱ)の中でゴロゴロ虫の1体が捨て身で身体を丸めた状態で、最後の気力を振り絞り回転しながら突撃体当たりして来たが、少し避けただけでそのまま横を過ぎて行った………倒せたらしく、襲っては来ないが何か焦げた臭いが多少する。
熱風 魔法範囲の標的全体を高熱の上昇気流で攻撃する中級火魔法である、熱耐性の有るモンスターには意味はないが上昇気流は、羽有系のモンスターや羽を有する仲間には弱点である。
ミスティがニコニコしながら言う。
「普通にしてれば、落ち着いて攻撃出来るじゃない」
先制攻撃がモンスターより先に出来ただけだ、次もモンスターより先に先制攻撃出来る保証はないしそんなに甘くはないと思う、それにたまたまさっきまで魔法の使い方を練習してたんだから、使わなければ宝の持ち腐れだよ。
「まだ油断はしてはダメよ!」
疑似スクリーンを見たら更に接近中のモンスター、ついでだし色々試してない魔法の実験台に成って貰おう、あとゴロゴロ虫のドロップは金貨4枚…………1体金貨1枚だよね………安い。 他はまたもや傷薬1本と宝石らしき綺麗な小さい珠の透明な石が。
「それは土のコアクリスタルね、普通は植物モンスターや不定形モンスターや水棲系や妖精系や不死系や、悪魔に魔族が此に該当するわね………」
まあコアクリスタルと言ってるが、魔石とかのファンタジー物のドロップアイテムや鉱物資源等にされてる物と同じだが、魔力が属性ごとに有る魔核石ではなくあくまでも色々な分野に使えるクリスタルである。 だがこのコアクリスタルは特定のモンスター以外のモンスターの体内から以外は手に入らない、たまに何かの要因で恐竜や獣モンスターの体内にも在るらしいが恐竜は、植物モンスターのコアクリスタルが排泄されなかった場合等らしい。
虫系モンスターは在ったり無かったりするらしい、鳥系モンスターはレアなモンスターやドラゴン系モンスターにはコアクリスタルが在るらしい、龍もドラゴン系モンスターらしいよ……爬虫類系でも蛇の見た目のヒュドラはドラゴン系らしい、まあそうだよね………有名なモンスターだからね、一応魔石は無い世界だがそれはモンスター全てから肉体からドロップする魔核石ではなく、何かの因果で宝石を肉体に取り込んだモンスターや、生物の命を吸った呪いの魔石等である。
宝石はクリスタルは含まれないが、魔力が溜まるダークダイヤ等は呪われた魔石にもとんでもない力を秘めた宝石にも成るらしい、大抵宝石鉱山で体調が悪く成ると冒険者が討伐に入り魔石に操られたモンスターを討伐するらしい、このルガウ島にも宝石資源が眠ってるがそれを人間が手にするには、この大陸と言って良い面積の島を開拓しなければ成らないが恐竜や強いモンスターや、新たな街の建設と防御に物資の供給ルートの安全など膨大な時間が必要らしい。
コアクリスタルはルガウ島では大量に手に入るし、安価だが魔道具職人や魔道師やアルケミストには無くては成らない必需品資源、それに魔石は高く呪われた魔石でもリスクを伴うが精神異常耐性が在る為、結構金さえ在れば欲しい貴族や騎士や冒険者が居るらしい。
ちなみに他にも精神異常攻撃を防ぐ宝石のアクセサリーは在る、普通のムーンストーンではなくブルームーンの光を浴びた特殊な環境で、特殊な条件下で運命石ムーンストーンに成るらしい、だが他の運命石はモンスターしか手に入らないらしい、特にこのルガウ島と日ノ本にしか無いらしい、そのムーンストーンを好んで探し出すモンスターが居る、たまにそのモンスターから手に入るらしい、日ノ本では月下狼が対しだが、神聖なモンスターの為狩は不可能。
ルガウ島には月下人狼と言う、月下狼の人獣系が居るらしい、知能が月下狼は高いが月下人狼は基本低く、人間と住み分けが不可能で性格は凶暴で勇ましく野生の狼よりも獰猛で、獲物を狩り殺す快楽の為なら強敵の恐竜にも喧嘩を売るらしいし、動物やモンスターの狼よりも知能は低いが集団の力は他の狼モンスターよりも高いらしい。
だが知性が高い月下狼やフェンリルとかには、ハッキリ言って勝てないがたまに知能が高い異質な個体が居るらしい、大抵群れずに一匹狼で生涯の伴侶の雌は一体らしい、日本の倫理観的なモンスターだな………ハーレムにも興味が無い訳ではないが、高い知能が受け継がれる確率は高いらしい。
異世界はモンスターでも人間でも、ハーレムが許されてるらしいがたぶんオレは無理だな、そもそもハーレムは高い収入が必要だし冒険者がそんなに平均的に、稼ぎが良い職業か怪しいもんだが例え一人だろうと安定した収入で養えないなら、結婚はしない方が良いしそもそも価値観が合わなければ長続きしないだろう、例え伴侶と共働きしても相手が無理に成れば長くは続かないだろう。
まあ実際的には親の時代は異性との価値観何て、そんな価値観すら無い時代だったかは分からんが………家の両親はそっちだった、そんな両親だが親父は酒癖が悪くDVは幼い頃の記憶でも、昔から酷かったし遺伝らしく祖父も酒で人格が酷かったらしいし、オレはそんな親父が好きではなかったし、素面でも機嫌が悪いと物を投げる昭和の悪しき親父だった、そんな経験をしたからオレは自身の遺伝が怖かったし、酒に溺れたく無かったから酒は程々にしてビールや日本酒を呑むのを避けた、トラウマも有るし良い記憶ばかりではない酒だからだ、匂いもビールは子供の時から何となく苦手意識が強いし、まあ新たな肉体貰っても前世からこの先の生涯、ビールを飲む事は無いだろうな。
あとミスティが言うには、コアクリスタルの大きさや傷や純度により等級が在るらしい、まあアルケミストとか粉状に使う職業は傷より質と量らしいけど、コアクリスタルの他にも悪魔の一部には武器を強化する素材の、アビスクリスタルや魔王石に一部精霊モンスターや、他のモンスターからは運命石や精霊石に精霊火炎爆裂石や永久氷雪精霊石等が在るらしい、精霊石は主に宝珠に加工し魔法の杖の触媒や、精霊のエネルギーを剣に付与した、特殊な魔法剣や精霊石を加工しないで使い捨て武器としても使える、精霊石は特殊な環境の精霊モンスターからしか手に入らない、そして大概強力な物は強敵しかドロップしないらしい、運命石はさっきの月下人狼と、爬虫類系モンスターやダンジョンに居る龍や竜から、ドロップするらしいが大昔の冒険者が成し遂げた以降現在まで、ドラゴンとかに喧嘩を売った馬鹿は居ないらしいよ、成し遂げた冒険者は何かの功績を歴史に残した、七英雄に成った冒険者達らしいけど、でも龍や竜て結構素材価値高いしゲームなら伝説級武器とか手に入るんだよね。
「───コアクリスタルと魔石に素材魔石等の説明は此までにして、それよりもそろそろ敵が来るのよ」
そうミスティが真面目な顔で言う、さっき程接近されてはないが熱風の魔法がトリガーに成ったのか、他からも此方に向かって来るモンスターの動きが在る、魔法を使うのだから多少音で気付かれても仕方ないだろう、なので更に先手必勝で魔法を更に使う。
「此方が見つかる前に、魔法攻撃だね」
グリモワールを出して光魔法の全体攻撃を選んだ、初級魔法だが使えるのを選び発動させると、光の魔力の玉が6個出現し身体の回りを浮遊する、スキルと連携し近い混成のモンスター4体と他に2体その後方に居るのをマルチロック。
「行けっ! クレイジーライトボールッ!」
魔法名をトリガーに、明るく優しい光が全身を光らせる、そして跳び行く光の玉はクレイジーと言うだけあり、予測不能な軌道(きどう)を描き高速で遥か彼方に向かい飛んで行った。
「・・・・・・当たってれば良いな・・・・・」
「当たらなかったら、スキルの意味ないでしょう」
呆れた様な顔で、ミスティはジト目で此方を見て言った、確かにと内心思ったが実際的に実感しなければスキルの性能は把握も出来ない。
クレイジーライトボールは高速で飛翔し、有り得ない角度や背後からやトリッキーな動きをしてモンスターに直撃する、慌てて逃げるモンスターも居たが出遅れた為に光の玉が直撃して強烈な痛み眩しさと共に、眩い激しい光に視界が眩み何も見えないまま、何が起きたかも知らずに絶命するモンスター達だった。
モンスターの反応が消えたので向かい、モンスターの死骸とドロップアイテムを回収に向かい花のモンスターと蜂や蛾か蝶のモンスターも転がってた。
「この植物・・・そうね、ベアト的には花のモンスターはエーデルワイスと野バラね、大抵茎部分にコアクリスタルが在るわよ」
野バラはファンタジーゲームに出るモンスター植物と変わらない、人間身長と器用に根っこを脚にしたモンスターだが、何か触手の刺がとんでもなく鋭利な凶悪な武器に見えた、エーデルワイスも人の身長位の大きさだが・・・・なんと言うか、着ぐるにしか見えない・・・・・そんな感じなんだよ、そしてミスティが説明しながらとある部分に指を指し微妙に変形した茎部分を指す、そして虫モンスターの説明を教師の様に解説する。
「───それと、この虫系モンスターは一角蝶とヴェスペね、一角蝶は茶色い身体で蛾の様に見えるけど蝶よ、翼が蝶だし一応夜も飛んでるけど蛾のモンスターではないわよ、あと角はレザーアーマーや安い鉄防具位なら貫くわよ。
そしてヴェスペは蜂のモンスターね、赤黄色い外皮の蜂のモンスターだけど素材価値は高いモンスターね、ベアト的にはスズメバチに該当するらしいわよ………まあ、毒針をお尻から放って来るし、猛毒だし風の魔法も使って来るし、一応コアクリスタルは在るモンスターよ」
そう淡々と生徒に講義する教師の様に言うミスティ、一応一角蝶は巨大な蛾程の大きさだがレザーアーマー等を貫く固さには見えない、しかも長さを自在に変えられるらしいしどんな肉体構造なんだよ、赤黄色のスズメバチのモンスターヴェスペは大人の小型犬位の大きさで毒針は、テントのペグよりも大きく鋭利な毒針の先端。 ボウガンより更に殺傷能力が高く、普通に出会ったら最後のモンスターだ………地球に居たらあかんモンスターだね、大抵の軽戦車の装甲ぶち抜けるのでは無かろうか?
「──でねヴェスペは、大抵タンク役の重装備の頑丈な盾使いが居ないと死ぬわね、それと巣が近くに在るのかも知れないわね」
防御力が高い仲間居ないと、防げないレベルなのかよと内心毒付いたが一応今装備してる防具は見た目着物だが、重装備鎧よりも高い防御力を誇ってる…………はず・・・部分鎧や全身鎧ではないが。
二体のヴェスペと野バラとエーデルワイスを回収、ドロップアイテムはヴェスペの近くに金貨8枚に野バラ近くに2枚、エーデルワイス近くには無かったが地球のエーデルワイスよりも上質で爽やかな感じの香りの、ポプリ瓶が入った麻布が在り8本ばかりのポプリ瓶が入ってた。
「そのポプリの瓶はドロップでしか手に入らないわよ、他にもドロップしか手に入らない回復アイテムが有るわね。
そのポプリ瓶は、技やオーラを使って疲れた時に封を開けて使えば、肉体の疲れが一瞬で回復するけど、一回瓶の蓋を開けたら直ぐに中身は消えるわよ」
「・・・・・・・え!?」
使えば一瞬で消えるアイテムて・・・・・
この異世界は、香料の回復アイテムにもシビア過ぎませんかね? 回収が終わり次は残り二体だ、さっさと進み辿り着けばボルアウルフが泡吹いて倒れてご臨終(りんじゅう)してた。
「またボルアウルフねて?
何で泡吹いてるのかしら?」
オレに聞かれても困るのだが、まあ無傷でボルアウルフをゲットし無傷の牙もゲットしたに近い、さっきのはぼろぼろに成ってるし切り落としてたし不様でしかない戦果だろう、まあ命有っての物種だけどね…………無傷近くでも安かったらそれまでだが、まあ異世界物は大抵傷が少なく倒せたモンスターが高価買取されてるが、オレには無理だろうな…………魔法使っても泡吹いてるし。
ミスティに異世界の美味しい肉を一応聞いてみる、やはりジビエとか異世界の食材には興味が有るからだ、それに美味い肉なら調理次第ではハンバーグやメンチカツに餃子、漬け込みタレを馴染ませて県民性が出るジンギスも食べれるかも知れない、玉ねぎとモヤシを入れてフライパンで焼いてオンザライスして食べてみたい。
「───そうね、このルガウ島には豊富にモンスター居るし、最高級の肉なら恐竜かしらね……他にも鶏系モンスター炎帝コケッコや、大型イノシシモンスターレッドスターボアに……………」
今、何か面白系モンスター名無かった?
「──あとバイソンとか牛モンスターが居るけど、バイソンて筋肉質で硬いらしいのよね」
硬い肉質は勘弁して欲しい、イ○ンとかのスーパーで安売りされてる海外牛肉はゴムに近い肉質が多いし、まあ安い肉質だから仕方ないとも言えなくはない。
次は草原ではなく西側の森に向かい歩く、暫くし森に入り薄暗いがモンスター反応はするが此方に来るモンスターは居ない、たまに恐竜が走ってるのか? たまに大地が揺れるが地震クラスでも無いので慌てる必要性もない、全周囲(ぜんしゅうい)警戒しながら前に進みながら大地が揺れてるとモンスターは、南方向に進みながら逃げる様に向かって行くか草原に出て行く。
「まあ、恐竜に勝てるモンスターは悪魔位だから逃げるのよ」
そうミスティはオレに言いながら、先をゆっくりと先導するように飛んでたが森の木の隙間から一部が、青白く光る場所が何ヵ所か在るのでミスティに聞く事にした。
「ミスティさんや」
「・・・・何かしら?」
何か間があったのだが、面倒だなて少し表情をしてホバーリングしながら振り向く、そしてオレが聞く前に光の正体を言う。
「どうせヒーリングキノコの事を、ベアトは聞きたかったのでしょ?」
面倒くさそうにミスティは言うが、一応ナビ妖精なんだから知らないオレに説明はして欲しいのだが、そしてミスティは言う「見てもつまらないわよ」と・・・・・つまらないかはオレ次第だと思うが、仕方ないわねと小さな溜め息をして青白い光の方に行くと、異世界あるあるのキノコが群生・・・・・・アレ?
「ヒーリングキノコて言ってたから、何かマ○オが食べて身体が大きく成るテングタケぽいのだと思ったのだが・・・・」
「? ○リオて誰なのかしら?」
頭上に『?』マークを浮かべてそうな、何それと言った少しムズムズした顔で言うミスティ、何時かゲームでも買って説明出来ればしよう、ヒーリングキノコは何となくキヌガサダケ………色も違うし輝きもしないが、頭がキノコで傘から絹状の網目のドレスみたいなのが広がってる形状のキノコ、中国では高級食材指定されたキノコだったな………日本でも獲れたキノコだが、キノコ部分が独特の香りを放ちハエとかに胞子を運ばせてるとか前に読んだが、結局生前にそんなキノコは遭遇しなかったが・・・・・スキルを使って調べれば、ヒーリングキノコは傷薬等の回復アイテムの原料であり食べての回復は不可で、ヒーリングキノコだけでは死にはしないが、毒性が在り泡を吹き暫く動けないらしい、そしてこのキノコにも等級が有る、青緑色に光るのはヒーリングキノコだが低級の素材らしい、そして水色系に光るのが中級クラスの素材で更に明るく光を放つ焚き火に・・・・焚き火?
もう一度良く見れば、木の枝を器用に串に加工し火に炙られてるアクアブルーに光るヒーリングキノコ、そしてタヌキ耳をした男が泡を吹いて倒れて居た・・・・・・ミスティがボソリと言う。
「コイツ、バカなのかしら?」
「少しはオブラートに包めよ、それより吐き出させよう」
ナンヤカンヤして吐き出させ、意識を取り戻した黒髪でタヌキ耳の体格がやや小太りな男は、此方に土下座しながら言う。
「オイラを助けて頂き、感謝する」
何か無茶苦茶暑苦しい何かを感じるが、それより何故回復薬の原料のヒーリングキノコを食べたか聞いたら。
「大抵のキノコは火に炙ったり、塩漬けにすれば食える」
「食えるかぁー!!」
「モンスター以外は食えないわょー!!」
「ぐぇ!?」
ミスティのツッコミのパンチが炸裂、今度は気絶したタヌキ耳の男・・・・・・肉体強化されてなかったら、オレはああなってたかもね・・・・・さっき。 こうしてタヌキ耳の男と出会った、食に関して馬鹿だが…………悪い奴ではないがもう一度言おう、食に関しては馬鹿だけどね…………食べる前に調べて食べようね、あと毒キノコモンスターも無理な気がするぞミスティさん。
次回に続く。
???「オイラの名前出る前に終わったのだが?」
ミスティ「気絶したバカが悪いのよ!」
???「ミスティ殿酷い!!」
ベアト「自業自得だな???さん」
???「エルベアト殿も酷いですぞ」
次回彼の名前は出るのだろうか? 期待しないで下さい。
???「作者も酷いですぞ!」
『此はフィクションであり、一部作者の体験も在りますがアルコールは自身の意思で他人に迷惑をかけないで、マナーを守り二十歳から飲んで下さい。 キャンプ等でよもぎ等の野草や茸を獲る際はルールを守り、毒性の有る茸や山の斜面での滑落事故にごちう…………ご注意下さい、たまに塩漬けした毒キノコを食べる地域も在りますが、素人が真似をしないで下さいね……たまにニュースになるので、長年食べてる玄人でも当たる時はあるので。』