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彼女の名はフローラ=メデステット

 相手と目が合いながら固まるオレと、棺桶から上半身を起こし欠伸をしながらオレを見て固まる、何か医者の様なナース服みたいなドレスらしき服装をし、艶やかに光る肩より少し長い銀髪と優しく淡い碧眼にエルフ耳には見えないがよく、ファンタジーやヨーロッパホラーに出るドラキュラ伯爵の様に尖った耳だが、顔は色白だが不健康ではない肌の艶だ。


 それにヴァンパイアには見えない健康そうな肌だが、近年のヴァンパイアの漫画やアニメの女の子に比べるとなんと言うか、服が洗濯を何日かしてないのか? 微妙に汚れてるが、何故か扉の向こうに行って扉を閉める選択肢が過ったが、少し冷静に考えると寝起きのこのヴァンパイアらしきのに、攻撃をする様な武器は棺桶だがその棺桶もか弱そうなこのヴァンパイアには無理そう。


「・・・・・・・・・」

(何で気配を感じて起きたら、人間が居るのよ!)


 何か目で訴えてる気がするが、ヴァンパイアの割に眼は青く澄んだ紺碧色だけど確かヴァンパイアて、赤い瞳に鋭い八重歯・・・・・八重歯は在るが可愛い系な感じだろうか? まあ、衛生的にアウトな汚れだがと冷静に観察してると睨まれた。


「・・・・・・・・」

(何でか私を見ても逃げないし、何故か私を冷静に観察するし……………人間にしては何か、普通では無い気がしますよ)



 言葉に出してそろそろ会話しろやお前ら!

 それはさて置き、二人の出会いは後に重要に関係する、特にフローラは怪我人の治療に必要な人員であるが、一応旅には全く関係無いが後の世に影響を少しは及ぼしてたりする。


 そして太陽の下を生きられるフローラと、後に戦うヴァンパイアと決定的な差が在るがそれは後に判明するし、そのヴァンパイアを倒さないとルガウ島から次の物語には進まないのだった。


 そしてエルベアトが冷静に確認の為、静かに語りかける様にフローラに聞く。



「一応聞くが、君はヴァンパイアかい?」


 オレの問いに銀髪のヴァンパイア? は、即答で答える。


「そうですけど? 人間」


 目は赤く無いがやはりヴァンパイアらしい、他にも色々聞きたいがそれよりも先に自己紹介だ、オレは確かに種族は人間だが名前は人間ではないのでね、だから在り来たりな挨拶をする。


「それよりもだ、先に自己紹介をするが構わないか?」


 何かきょとんとした顔で、銀髪ヴァンパイア少女が言う。


「どうぞ?」


 何故に疑問系? まあそれよりもだ、自己紹介が先だ…………ゆっくり深呼吸をし名を名乗る。


「オレの名前はエルベアト、エルでもベアトでも自由に呼んでくれ」

「私はミスティ、ベアトの相棒よ」


 いつの間にか現れたミスティ、何故かミスティを見て目が点に成ってる銀髪ヴァンパイア少女、何故か隣でホバリングしながら『えっへん』とふんぞり返るミスティ、そして我に返った銀髪ヴァンパイア少女が自己紹介をする。


「私はフローラ、フローラ=メデステットよ宜しく……………えぇ~と、エル」


 いきなり呼び捨てあだ名かよ、まあヴァンパイアだし年上ロリ婆は確定だと思うと思ったら、何かを察したフローラさんが言う。


「今、私をお婆ちゃんとか思わなかった? 」


 顔は笑ってるが目が据わってる、ヤバい結構気にしてる案件だ…………一応フォローした。


「まあ、永遠に若い見た目だから……………ドンマイ、フローラさん」

「成長しないわよ、何処かのご先祖のせいで私はぺったんこな胸は成長しないわよ」


 何か地雷が大爆発したみたいだが……………


「オレは胸の事は全く触れてないぞ、()が若いて事は老け顔よりはマシだと思うぞ」


 だがフローラさんには通用しなかった、ブーたれた顔でぶつぶつと自虐を言う。


「どうせ私は、永遠にBに近いAカップですょ~だ!」


 不貞腐れるフローラさんはめんどくさいが、まあ此処に居ても意味は無いしフローラさんの服も汚れてるし、こんな廃棄に何時までも居たくは無いのでフローラさんの手を強引に引き、ポケットワールドに連れて行く……………保々Aカップだよなそれ。


「エッ!? ちょっと、エル?」


 何か困惑した声がしたが構わずに、フローラさんを連れてポケットワールドの拠点に連れて行く。


「どんな魔法だろう? 長年生きてる私でもビックリね、……………内側に大地が見えるなんて現実に在ればだけど、地底世界が在ればこんな景色かしら?」


 何かフローラさんが此方に聞くでもなく、不思議そうにそう独り言の様に言い明るいポケットワールドでも、普通に歩き始めたフローラさんだが急に思い出したかの様にオレに言う。


「そう言えば、私は普通にエルて言ったのに、エルは私を他人行儀にフローラさんて言ってたよね?」


 普通最初からフレンドリーに、『さん』とか付けずに言わないしフレンドリーには名前は普通は言わない、親や親友や付き合い始めた恋人でも在るまいし、そもそもフローラさんは何故か距離感がおかしい気がするし、何かフレンドリーより人懐こい気がする………………ので。


「嫌々、普通は『さん』とか付けますよフローラさん」

「またフローラさんて言ったぁ~」


 何で名前に『さん』付けただけで、不機嫌に成るかと聞いたら。


「何か嫌だから、まだフローラて親しく言われた方が嬉しいけどね私は」


 屈託の無い笑顔でフローラさんは、隣で上目遣いで言う反則を使う、オレはため息をしながら「しょうがない」と呟きながらニヤニヤするフローラさんを見る。


「私に『さん』付けて、年上扱いさせないからね」


 ・・・・・・・それが本音かフローラさん、まったく年齢にうるさいな・・・・・まあヴァンパイアでも、女の子だから年齢もデリケート案件かも知れない。


「何か今、また失礼な事を思われた気がするわ」


 何でそんな無駄な勘は良いんだ? フローラさんは、こうして恋人には成らないが長く一緒に居る事に成るフローラと、家族でも恋人でもないが長い付き合いとお世話に成ったり成られたりする関係に成る。


「そよりもフローラさん」

「またフローラ「さん」て言う! フローラて言ってくださいよぉ~」


 ブーたれるフローラさん、まあ何かフローラさんてなんか『さん』を付けなくても良いかなと思い始めた、何か年上てよりも付き合い易い女友達て感じのフレンドリー過ぎる気がする、人懐こい感じのフローラさんだからだろうか?


 オレは深くため息をしてから、フローラさんに言う。


「仕方ないなぁ~」

「名前の呼び方だけで、「仕方ない」て言わないでぇ~」


 何故かフローラさんは泣きそうな顔で、オレに文句を言うがさん付け拒否をするフローラさんに対し、オレは出会ったばかりで何の信頼も無い人物に、呼び捨てやフレンドリーは無い…………普通に常識なはずだ・・・・・・筈だよね?


 年齢と名前呼びにうるさいフローラさん、いやフローラと歩いてると手を振り来る二足歩行の黒猫二人、頼んだ庭を作ってたのだろうか? 道場が在る裏手から来たみたいだが、何故にオレが来たのが分かったかは知らないが、一応サブさん達に手を振り返し軽く挨拶をしてフローラを紹介したが、フローラの服から香る臭いに二人は少し離れた位置に立つ。


「何で、私から離れてるのですか?」


 風上に居る二人とやや臭いに限界で離れたオレに対し、フローラは悲しげな顔でそう訴えるが……汗による臭いは仕事とかなら仕方ないが、なんかそんな臭いではない……………ヴァンパイアてより風呂に入ってないて感じの臭いだ。


「自分で気付かねぇーもんなんだな?」

「オイラに聞かれても、困ります親方」


 何故かサブさんがヨルに、体臭の事を聞いてるが基本人間加齢臭とかは気付き難いもんだ、だから人目やら汗の量とかで臭い対策は必須なんだが、現実この世界に来てから自身の体臭に悩まされる事は無いが、まさかヴァンパイアの見た目少女に臭いを食らうとは思わなかった。


 一応ヴァンパイアでも女性だから、傷付かない程度に一応オブラートにフローラに教える。


「フローラ」


 微妙に何かを察したかの様な顔で、フローラはオレを見る。


「一応、少し服汚れてるし洗濯したら、お風呂も貸すから」

「・・・・・・・クンクン・・・・・・うっ!?」


 ヴァンパイアなのに気付かなかったのかよ、ヴァンパイアて鼻が犬より敏感て聞いた事有るぞ、色々大丈夫か? フローラ。


 薄汚れた自分の服の臭いにしかめっ面のフローラ、結構涙眼に成りつつあるフローラともう今日の作業をやめたサブさん達と共に、拠点の風呂場に行きサブさんと念入りにフローラに風呂の入り方を教えた、フローラは何で皆で入らないのか全く理解しなかったが、フローラ自体が異性の裸に対する意識が薄いみたいだ、何故か男風呂に後ろから付いて来たし。


 まあ結局フローラは一人風呂に入った、ちなみに女風呂は簡素なお風呂屋的な浴場で、サウナや水風呂に普通の大きな風呂だけだった・・・・・何か男湯と、格差在り過ぎな気がする。


 因みにオレとサブさんは前回と同じく、疲れが癒される温泉に浸かりヨルは温泉後にサウナと水風呂のセットを繰り返してた、因みにオレは温泉派なのでサウナには興味はない。


 他に混浴だが何故か休む用の、南国プール風なリクライニングチェアやら何かご休憩に使いそうな個室、ゆったりと身体を伸ばせる深さの風呂やジェット温泉バスやらが有った。


「混浴は混浴でスゲエが、まだ俺達はあの温泉以外攻略出来て無いから、攻略してから来たいもんだな」


 そうシリアスな顔で言うサブさんだが、結局男湯の温泉攻略は永遠に終わらないとは知らない現時点でのサブさんだが、この男湯以外にとんでもないまったり出来る温泉のおかげで、酒を飲みながら風流に花見温泉を後にするとは、この時のオレはまだ知らないのだった・・・・・呑気なもんだなこの時のオレは、そして残念な過去のオレだったな……………勿体ない。


 それはさて置き、風呂場の近くに違う道が在る先に、自動クリーニング洗濯コーナーが在りそこの長方形の不思議な壁穴に入れると、風呂に入ってる間にアイロンや下着等まで畳んで置いてくれるらしい、因みに着物の装備用の特殊洗濯機システムが在り、何故かドラムが無い洗濯機系だが原理不明の洗濯で、風呂から上がり取りに来たら畳まれて置いて在った。


 あと普通に隣にフローラの下着が在ったが、フローラに何のリアクションもされずに何か寂しい気持ちに成ったが、妹と違いヴァンパイアでも女の子の下着はなかなかロマンが在ると思う、妹より凄く小さいサイズだったけど、まあ妹のバストサイズ知らんけどね。


 そしてフローラは夜、普通にナゴヤナポリタン(鉄板皿のナポリタンに、溶いた卵を掛けた料理)を普通に食べるフローラ、何故か一緒に食べてるサブさん達・・・・・・・


「なかなかうめぇ~ぜ」

「親方、口の周りがケチャップと油でテカテカですよ」

「ダサァ~」


 ガッいて食べるサブさん、ややお上品に食べるヨルにサブさんに「ダサァ~」と言ったフローラだが、サブさんの事は言えんよねフローラも口周りのテカテカケチャップではね、あとフローラは粉チーズをやや豪快ぶっかけをやらかしてる。


 そして食後の晩酌はサブさんの持ち込みの、猫桜酒造の大吟醸酒(だいぎんじょう)を四人で飲んで空のウイスキーグラスを手にフローラが二杯目に酔い潰れた、なかなかフルーティーな味わいにすぅーと呑み易い柔らかで後から来る、辛口の酒の味わいになかなか味わえない感覚だが、ヨルは五杯目から何か変な踊りをし途中でぶっ倒れた、まあ変なヘソ踊りみたいなのをしたから酔いが回ったのだろう。


 そしてオレは普通に酒用タンブラーでマイペースに呑み、サブさんはますでグビグビと呑んでるが酔い潰れる気配は無い、途中で豆類やチーズを何でもある屋で購入しサブさんとゆったりと、大人の男の静かな酒飲みは深夜近くまで続いた、因みにサブさんは何故かまたオレと一緒に寝てるが、寝てる姿は猫と変わらない為違和感が無い。


 フローラは適当な部屋のベッドに寝かせた、まあ何故か死体の様に手を組み安らかには寝て無いが、酔っぱらいのだらしない顔でイビキ無くぐっすりと眠ってた。


 翌朝はこの肉体に助けられる、普通なら二日酔いしてもおかしくはないが現在酒を結構呑んだが二日酔いの兆しはない、普通ならヨル辺りと変わらない酔いで倒れてた可能性も在るが、何故か早朝にすこぶる快調に目覚めれた。


 そしてサブさんは酔い冷ましに風呂へ、二日酔いのヨルを引き摺りながら向かいフローラは起きて来る気配は無い、オレはオーストラリアとニュージーランドで生まれたコーヒーの、エスプレッソミルクコーヒーのフラットホワイトを砂糖を入れ飲む、地球以来のフラットホワイトの味は格別で泡立ったミルクエスプレッソは、エスプレッソの苦味を中和するミルクとなめらかな泡立に、グラニュー糖の甘い甘味はオレ独自の飲み方だ。


 何故に独自だと言えば、グラニュー糖を入れてるオーストラリアやニュージーランドの人が想像出来ない為だ、まあ入れてたら独自の飲み方ではないが甘党が居そうな気がしない。

 アフロディーテ女神さんのメールを、疑似タブレットで読みながら静かな朝を過ごすなかなか優雅な時間だ、そしてメールには2エリアにはこの拠点とは違う家に巨大な施設の、武器実戦訓練施設が在るが一部施設は外界と違う時が流れてる為、使う時は施設の中の時間と外の時間と相当変わるので注意が必要らしい。


 まあ、他にも結界の中と外の時間の流れが違う修業場も在るし、短期間で修業するならそんな場所も必要に成るが、修業しないといざ自分の身を何かから守る時にしくじりたくはないし、それにまだ武器やら魔法の熟練度は低いし一ヶ月後には、アリスさんを連れての旅にも成るし…………どうするかなぁ~アリスさん、何かギャルゲーでいきなり凄く好感度が高く成ったチョロイン的な人だからな、絶体途中で気に入った男性とかに付いて行きそう。



 エルベアトの予感は後に、当たりを引いたのだった。



 まあアリスさんよりも深刻なのは、特に使って無い魔法や余り使って無い火と水魔法で、そろそろ使って無い属性の魔法を修業で熟練度を上げないと、何時までも一桁はマズイ気がするそれに、熟練度を上げないと魔法の攻撃や回復が力を発揮しないらしいし、魔法属性の熟練度は確実に上げないと宝の持ち腐れに成ってしまう。


 因みに光魔法の熟練度は9であと少しで二桁だが、その他は火魔法と回復に使った水魔法以外はまだ1熟練度で使っても無い状態、魔法使用のバランスが悪い状態だね……………あと風魔法だが、飛行魔法だけでは熟練度は上がらなかったので攻撃や防御の経験しか、熟練度は上がらないかも知れない。


 メールは住む環境の要望をライン的な物の使い方や、このポケットワールドの50エリアに居るドワーフ達に創作の素材をあげて欲しいと、お使いクエスト的なのだが基本作って飽きた品は持って行って、旅費の足しにして良いとか書かれてたが何故かエリア77から79に建物は在るが、住民は居ないので自由に人を入れて良いと書かれてたが、そんな事を書かれても困るのだが。


 あと建物とインフラや移動手段は在るけど、地球とこの世界の太古の技術の乗り物だし、植物とかは庭師のケットシーと相談してと書いて在るが…………それってサブさんの事だよね。


 あとエリア100に成ると、直径6.5キロメートルから何故か巨大化し果てが見えない内円系に成り、上を見上げても空の彼方に大地が見える事は無いらしいが、アフロディーテ女神さんの書いて在る情報では『巨大リング型惑星が一つ入るわよ、1エリアにね』と書かれてた。


 まあ太陽系で代表例で言えば、土星だろう…………………そんなに大きい空間をどう活用しろと? まあ、行ってみないと分からないしもしかしたら大きな魔法を練習で、ブッ放つ場所かも知れんな魔法の爆風被害は最小に成るし。



 残念ながらそう言う為の空間ではない、だがこの広い空間が後にエルベアトが仲間にしたモンスターには楽園に成る、無限に生きる魚や植物にモンスター達は飢える心配が無い為だが、それはまだ年月が先の話しであり本編に書かれるかは不明である。



 エリア100以降は後回しにする、一辺に沢山は手を付けたら休む暇が無くなるし、今は身体を休めてのんびりする為の休日だ、ラフに部屋着の青い作務衣さむえ姿でのんびりとリビングのソファーに身体を預け、見馴れない天井には不思議な暖かい光を発光する電球らしき物体、まあガラスでは完全に見えないし異世界の物質で作られた照明器具だろう。


 何もする気力も無くただぼんやりと過ごした、昼はまったり一人ホットケーキをして生クリームとアイス乗せにし、家ではふっくらホットケーキは出来なかったが・・・・・スキルの力を借り、プロ並みのふっくらホットケーキに感動しながら最後の一切れを口にすると、何故かいつの間にか居たフローラに睨まれたが無視し食べる。


「あぁ~

    一人だけズルいぃ~」


 ズルくはない、チートなスキルを使ったが自分で焼いたホットケーキだ、誰にも文句を言われる筋合いは無い………………無いぞ。


「エルだけずるぅ~い!」


 だがらズルくはない、無言で食い終わり何か期待の眼をしたフローラに、ミックス粉と卵に牛乳と猿でも出来るクッキング本を渡しといた。


「・・・・・・・・え!?」


 無言で去るオレに、何か裏切られた感を出した視線が背中を刺すが気にすると、作らされる未来しか見えんので気付かないふりをして去った。


「・・・・・・作ってくれないの?」


 何でもオレが作るとは思わないで欲しい、まあ後に交換条件でたまに作る事に成るがそれはフローラには生きる生命力のお食事、オレは溜まった物をフローラが解消してくれる関係であり、お互い利益が在るがフローラが一番得をしてたりするが、たまに抱き付き血をたまに吸わせてるが少しの量にしてる、一部から後に睨まれる為だ……………血以外でも代用はタップリフローラにあげてるし、まあとある頃からはフローラが舐め呑んでるが何かは想像に任せる。


 まあフローラは料理は出来るが、物を食べるは食欲を満たす為であり生きる精気を摂取する、生きる為の行為ではないが食欲は身体を動かすエネルギーには成るが、ヴァンパイアの生命維持には全く意味はない……………一応赤い液体は本能的に好物らしい。


 ザクロ酢の炭酸割りとかイチゴのムースや、赤ワインや葡萄ジュースにトマトジュースにトマトケチャップ、トマトケチャップは調味料なんだがな・・・・・・・マヨラー達と同じ発想なのだろうか?


 昼は外に行き日向で太陽らしき光を浴び、暑くもない適温の日射しの暖かい光を受けながら日向ぼっこをするが、アイテム収納庫から敷物を出して風通しが良い場所に広げ大の字に寝て、暫くは風が運ぶ春の木漏れ日の様な草の香りと爽やかな花の香りに、何か足音が聞こえるが無視をして爽やかに吹き抜ける風が昼の眠気を誘発し、意識を放り投げゆっくりと眠る。


 何か腹に乗り丸まってる感覚と右脇に、何か毛深い……………サブさんだろうか? と左側から抱き付かれてるが、柔らかな感触の心当たりは……………フローラしか居ないし現在この場所に居る女性は、どう考えてもフローラしか居ない。


 もう面倒だし再び意識を放り投げ、何かを抱き枕にして長く昼寝をしたが、何やら文句が聞こえた気がするが「何でオイラが」とか「ヨルうるせえ!」やらがね、他には何か機嫌が良さそうな何かを感じたが無視をした。


 こうして何もせずに一日は暮れ、夜は各自で夕食を作り………………料理が出ないと知ったヨルは帰って行った、因みにヨルに道案内されながら買い物に行ったフローラは、向こうで外食し持ち合わせが無いのでヨルに借り翌日オレが立て替える事に成ったが、一応フローラがガルドルを持ってた為オレの手持ちでキャッドルと交換した、因みにオレの昨日の夕食は恐竜のモモ肉の鶏肉質の肉をから揚げした、まあやや硬い質の鳥モモ肉と柔らかい鳥モモ肉が有ったと認識で、旨味がやや高級な地鶏鳥モモ肉より高い味と言っても過言ではない。


 こうして休暇二日目が、フローラがポケットワールドの金がないて言うのを普通に忘れてたボケがら始まった、そしてお金を手にしフローラは再び買い物に行ったが、勿論道先案内にヨルを指名し頼んでフローラは行った。


 オレは二日目の休暇を、身体をほぐしながら準備を始めた。


 次回も休暇の話しです、まあ特訓ですけど。




 ヨル 「フローラさん、女性の下着屋はこの店ですよ」


 大きな江戸時代の問屋位の店を指差し、フローラは不思議そうな顔で店を見る。


 フローラ 「・・・・・・・何か、あまり品がなさそうな店ね」


 だがヨルはフローラの発言を鼻で笑い、その後フローラがこの店で下着や一部服を買ったのは、中に入り沢山ある店の幅広い品の豊富さにフリーズした、そして案内したヨルは暫く茶屋で休みフローラはアダルティな下着を大量に買ったのだが、全く使う時がフローラに訪れたのかはフローラのみぞ知るのだった。

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