登場人物その２
アリス＝テルローズ
肩より長い白髪に近い紫色の髪に、深窓の令嬢の様に美しい容姿に吸い込まれそうな程の透き通った碧眼、儚く今にも消えそうな見える雰囲気をたまに纏った、小柄で繊細な体付きで女性でも低い身長。
ルガウ島の港町ブルームの領主の長女、生まれつき病弱で激しい運動は基本出来ないが、魔法の才能は有っても肉体が魔法を放つ耐久力が低い、基本余り魔力が必要無い生活魔力は使える。
基本一人暮らしでたまに様子を見に母親が来る、父親は本当は近くで働いて欲しかったがアリスが嫌がった為、気が変わるのを親友のエギルが居る冒険者ギルドに預けた。
本当は自分の部下が原因とは薄々は気付いてるが、優秀な部下の為私情で怒れない為に困っては居る、部下は何時死ぬか分からないお嬢様に働いて貰うより、何処かの貴族に嫁いで縁だけでも死ぬ前に結んで欲しいと思ってる、テルローズ家の為なら例え主が大切にしてるお嬢様も、テルローズ家が繁栄するなら本国の大貴族に嫁がせて利益を得る事も、躊躇なく心を無にして進言するが一家から断られ続けられてる。
好きな物
良い香りの紅茶と恋愛小説と聖王様の恋愛譚小説、伝説に残る男性のハーレムの妻の一人に成る事が夢であり、世界を救った旦那様と結ばれたい願望が有る為聖王様の恋愛を好んで読んでいる。
後に異世界のキラキラな漫画や異世界の物語を、病気の心配が無くなった身体を酷使して、徹夜で本を読むようになり余計な知識まで吸収してエルベアトを困らせる、今回エルベアトから手にした本は他とは違い姉妹で主人公とハーレムに成るけど、人生のライバルに負けじと特訓し魔法を覚え、仲間に加わるまでのサクセスストーリーから、主人公達と幸せな恋をする恋愛幸せなハッピーエンドを目指す話の一巻、連載中な為未だに恋人から家族までには至っては無い。
分岐次第ではエルベアトから離れ、とある男が居るパーティーに入りますが足手まといで、余り仲間から良い顔をされない運命も存在します、姉妹揃ってとある男のハーレムに加わる分岐も存在しますが他にも分岐は存在します。
嫌いな物
策略に私を使う人、私を外見だけで惚れるケダモノ、イヤらしい目で見て値踏みをする本国の太ったボンボン貴族。
エギル＝ハーゲン
身長二メートル位の長身スキンヘッドで、顔はややダンディーだが声がデカくややうるさい。
港町ブルーム出身で元冒険者であり、アリスの父エデル＝テルローズとは学生時代から悪友、隣港町の領主のクロードとも悪友であり冒険者としてつるんだ数年は、仲間八人で色々な伝説を本国やルガウ島でやらかしてるが、大抵は現在ルガウ島にいる冒険者には達成出来ない伝説だらけ、エルベアトが来るまでは。
基本親友の娘のアリスに余り負担を掛けない仕事を任せてるが、たまにバカな奴等が求婚しに来た奴をたまに追い払って居る。
家にはエギルには似合わない、天使の様な妻と娘にヤンチャな息子が居るが、ヤンチャな息子はエギルの若き日に似てるらしい。
好きな物
妻と子供に決まってるぜ、あとエルの料理は娘に食わせてやりたいが、娘は渡さんぞ。
サブ
艶々な黒い毛は毎日の風呂に入って、清潔を保ってる。
見た目は普通の黒猫オス猫と変わらない。
黒猫の庭師でヨルの師匠、ケットシーの王に神様からのお願いだからと移住し、持ち主が来る前に庭を完成予定だったが手違いで日程を間違えたが、職人の面子と猫庭師の魔法を駆使し要望は半分は達成した。
普通の猫とは違い、温泉好きで風呂上がりの猫印の牛乳が好物であり、以外に面倒見は良いが喧嘩を売る相手には容赦は無い。
ヨル
普通の黒猫オスと変わらない体型、
師匠のサブと同じく風呂で清潔を保つ、疲れも取れるし。
サブに弟子入りし五年の弟子、他に三人居るがその三人はケットシー(猫妖精)であり、牛の様に巨体の兄弟子達が居るが兄弟子は他で忙しい為、師匠と居るのは若い弟子のヨルだけ。
因みに兄弟子達は五十年以上のベテラン、師匠の年齢は五百歳以上だが普通のケットシーでは無い、ヨルも基本若いが普通のケットシーではないので、ケットシーとは名乗らない。
アヤネール＝テルローズ
白髪に近い紫色の長い髪と、十五歳に思えない爆巨乳の持ち主、姉と違い美しくナイスバディーなプロポーションは、たまに男を魅了し狂わせる魅力を放つ、一つ上の長男のゲオルグと共にシスコンである、姉のアリスに不敬な奴等は全員排除したいと思ってる、重度のシスコンでありアリスお姉様の為なら、身体だって差し出す献身さも持つ。
姉の代わりに隣町に嫁いだが最初は好青年だった旦那様だったが、初夜の日から何かが狂った様に乱暴に夜を過ごす。
何故か夫婦の営み以外は素敵な男性だが、夜に成りアヤネールと営みをするとケダモノの様に求められ、アヤネールは泣きながら勤めを果たすが世継ぎが出来る事は無い。
アヤネールはその理由が旦那様に有ると知ってる、色々噂が絶えなかった為と不倫相手の一人が喧嘩を売って来た為、向こうはアヤネールが横取りしたと思っていた、そして自分以外に愛人が数人居るが昔孕ませた女性以降、呪われた様に子供が出来ないのもとある人から謝られながら、教えられとある決断をして他とは違う道に進む事に成る、この判断が後に初めて優しくしてくれた初恋の人と姉と旅に出る、父親は目から血が出そうな勢いで反対したが、振り切り姉のアリスとまだ恋人に成って無い、エルベアトの仲間と共に大海原に旅立つ。
好きな物
エルベアトさんの手作りお菓子とエルベアトさんです、もっと私を求めても良いんですよ…………
嫌いな物
融通が効かない時のお父様と元旦那。
リナ
ブルームに在る学園を一年飛び級で卒業した、十四歳の冒険者ギルドの期待の新人にして先輩のアリスに憧れる十四歳、冒険者ギルドは基本青系な制服なら許されてる為、同じ制服を着てる職員は居ない・・・・勿論リナもである。
肩まで伸ばした焦茶髪のサイドテール、小動物の様な可愛さとマスコット的な女の子、アヤネールと一緒に卒業したが一応クラスが違う為面識は余りないが、アリスが学園に残した氷姫の逸話と伝説に憧れて飛び級した。
出会った頃は妹の同級生にしか思われてなかったが、仕事を教わる度に「お姉様のお役に立ちたい」と思う様に成る、その後忠実なアリスの片腕に成る。
後にアリスが去る日に着いて行き、書き置きと共に帰っては来なかった。
後に各地で似た少女が、冒険者ギルドや武器屋等に珍しい武器や防具を売りに来てるらしいが、詳細は不明であるが同時にリナの両親もいつの間にか引っ越し、何処に行ったか不明である。
好きな物
アリスお姉様に決まってます。
アリスが全力で引いたのは言うまでも無い。
