私はバカ星人
私はバカの星からやってきた、バカ星人だ
そんなバカなと笑ってくれてもいい
きっとあなたのほうが正しい
でも私は誠実だ
誠実に、ほんとうのことを言っている
正しさと、誠実さ
どちらを信じるかと言われれば
私にはわからない
バカだからだ
こんなこと言うまでもなかったかな
まぁ、いい
とりあえず
バカの星からやってきた私は、右も左もわからない
気がつけば 靴を左右逆に履いている
右も左もわからないからだ
そんな時は、そんな私を見て、アハハと笑ってほしい
そんなふうにでも、構ってもらえたら、私
地球人の仲間になれた気がして、きっと嬉しいから
きっと心も楽しいから
馬鹿にされるのは嫌いだけど、私、元々バカだから
構わないよ、私のバカさを笑うのは
でも待って
待って待ってちょっと待って!
馬鹿にされるのは御免被る
だってこれ以上馬鹿にされたら、私もう無理じゃない
これ以下は無理じゃない
だからせめて気遣ってよ
バカをわかったその後で、あなたの胸で泣かせてよ
その大きな手のひらで、私のバカな頭を撫でてよ
そうすればきっと私
バカでもいいんだ、バカのままで生きてていいんだ
そうやって自分を認めて、きっと笑えるから
バカ丸出しの笑顔を、あなたに堂々と見せられるから