表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【WEB版】転生無敗の異世界賢者 〜ゲームのジョブで楽しいセカンドライフ〜  作者: 蒼月浩二@転生無敗 漫画(3) 6月27日発売


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

146/186

第145話:魔石を拾ったんだが

 地面はクレーターだらけになってしまっている。


「ん?」


 オークキングがいたあたりに、キラッと光るものが見えた。


「スイ、崖の上に降りてくれるか?」


「承知しました」


 緩やかに高度が下がり、やっと地面に足がついた。


「どうしたの?」


 崖の方へ歩いていく俺にミーシャが声をかけてきた。


「ちょっと気になることがあってな」


 オークキングの遺体は俺の攻撃で原型が残らないほどになってしまっているが、その側には燃えるように禍々しく黒く輝く石があった。


 手のひらに乗せてみる。


 大きさの割にそこそこ重い。熱は感じないが、その代わりにかなり大きな魔力を感じた。小さな石に高密度の魔力が詰まっている……というよりは、これは魔力の塊なのだろう。


「それ……魔石?」


 ミーシャと一緒にスイから降りたアリスが驚いた顔をしている。


「そうみたいだな。今まで見た魔石とは随分違うが……」


 普通の魔石から特別な存在感を感じることはない。見た目上はその辺に落ちている石ころが実は調べてみると……といった感じだ。


 しかし、これは見た目から明らかに普通ではないとわかる。


「私も初めて見たけど、これがSランクの魔石なんだと思う。すごい……」


 ミーシャもこの言い方だとSランクの魔石を実際に見たことはなかったらしい。


 Sランクの魔石ともなれば、とんでもなく強力な魔物を倒してようやく手に入る類のものだと思っていた。こうもお手軽に手に入るとは思わなかった。


 いや、よく考えれば『オークキングを倒すこと』=『オークの大群を相手にすること』。普通の冒険者なら難易度が高いのかもしれない。


「よくわからないが、早速手に入ったみたいでラッキーだ。思ってたよりも早く着工できそうだな」


 想像していたよりあっさりと手に入ってしまったが、これはこれでいい。俺の目的は良い魔石を手に入れること……ではなく最強のマイホームを建てることなんだからな。


 手に入れた魔石をアイテムスロットに収納したタイミングで、聞き慣れない声が聞こえてきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ