三木ちゃん
三木ちゃんとのお出かけ、はじまりはじまり。
「お待たせ〜!!」
息を切らせながら目的地にたどり着く。
目的の人物は、既にファミレスの看板の横に暇そうに立っていた。
「おそーい!遅刻なんて珍しいね…?夜ふかし?」
「そんなとこかな…」
適当に喋りながらファミレスに入店する。
彼女は佐々本三木
私と同い年で、この春から高校生になる。
私の唯一の親友だ。
「ま!いいよー。許してあげる!アイス1個おごりねー!」
「本当にアイス好きだねぇ…。ありがと!」
今は3月の下旬。
春先と行ってもいい時期…だろうけど
「足……寒くない????」
今年は例年よりも気温が低く、昼間でも風が吹けば肌寒い。
着込みまくった自分と対象的な、ミニスカートに長袖パーカーという
明らかに薄着な彼女を見る。
「なにババくさいこと言ってるのー!花夜も若いんだから!ミニはこうよ〜」
そんな着込んでないで!
と言う彼女をジト目で見る。寒いものは寒いのだ。
特に今年は例年よりも気温が低く、昼間でも風が吹けば肌寒い。
着込みまくった自分と対象的な、ミニスカートに長袖パーカーという
明らかに薄着な彼女を見る。
そうこうしているうちに、三木ちゃんのアイスと自分の頼んだパフェが届いた。
「ん〜、美味しい!あ、駅前に新しい雑貨屋さん出来たらしいよ!行ってみない?」
雑貨屋かぁ、最近行ってないし、新しいお店なら気になる。
「いいね!行きたい!」
「じゃあ、きまりだね!」
楽しい一日の始まりだ。