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今日の彼女は甘えん坊ときどき反抗期  作者: オンスタイン
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2話 二重人格発現者

少し、肌寒い風が吹くなか、家の戸締りをして学校へと向かう。ついでにゴミも捨てに行こうとドアの前に置かれた2つのゴミ袋を手に持つと、袋の中に昨日食べた弁当が目に入った。

確か、昨日は変わったアルバイトの子がいたな。なんてことを思い出しながらも、歩き出す。

家の近くのゴミ捨て場でゴミを捨てるとそのまま、まっすぐ進んでコンビニに昼食を買いに行くことにした。


しばらく歩いてコンビニの前まで来ると、昨日のアルバイトの子のことが再び頭をよぎったが学生なのは間違いなさそうだし、さすがに朝はいないだろうと判断して店内に入った。

中に入ると昨日お怒りだった店員の無愛想な声が聞こえてきた。店員の前を通過すると昨夜とは違い、菓子パン売り場へと進む。昼食は菓子パンくらいでちょうどいい。

適当に2個ほどパンを手に取ってレジへと向かう。案の定、彼女はおらず無愛想な店員と他1名しか見当たらなかった。


支払いを終えて外に出ると、いつの間にか前の公園に人だかりが出来ていた。

無視するつもりだったのだが、人だかりの中から奇声が聞こえてきたのでつい気になってふらっと寄ってしまった。

人だかりの向こうには、40代くらいの男性とそれを取り囲むように警察がいた。警察はそのまま男を連行するが手錠はかけていないようだった。


なるほど、あの男性は二重人格発現者なわけか。


人は、様々な人格(性格や行動原理)を持ち合わせているが、それは1人にいくつもあるわけではない。まさか異なった性格を2つ持ち合わせている人間なんて存在しないだろう。

しかし、ごく稀にその『まさか』の人間が存在する。1つの体に2つの人格が存在する者。分かりやすく言い換えると1つの体に異なる2人の人間がいるようなものだ。

彼らは、二重人格発現者と呼ばれ発現が発覚すると政府に身柄を保護され治療を受けさせられる。

そして、今目の前にいる男性はおそらく誰かに二重人格を疑われ通報されたのだろう。

しかし、今日はツイているのかツイていないのか……

まさか、人口の1万人に1人と言われる発現者を生で見れるとは思ってもいなかった。ニュースで数回見た事はあるが本当にそんな人がいるのかとにわかには信じられなかった。


男がパトカーに乗せられて走っていくのを見送ると、たかっていた人達は次第にボソボソと解散し始めたので俺も、登校を再開することにした。

「二重人格者……話すとどんな感じなんだろう」

少し、興味がわいてきたかもしれない……

話の進みが遅く感じる方はごめんなさい<(_ _)>〈 ゴン!〕

あまり、1話1話を長くしてしまうと読書様も読むのが疲れたり、私自身もだらだらした文章になってしまうかもしれないので1000〜1500字内に収めていくつもりです。

次話あたりから、ようやく話が展開していきますので読んでいただければ幸いです。

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