Bullying-空の記憶-
誤字 脱字など色々と至らない点があるかと思いますが宜しくお願い致します。
雨に降られて 服も髪もべちょべちょ
何だかついてないな 心も濡れてしまったみたいだ
何時からだろう 原因不明のbullying
変わらず1人浴びるスポットライト
今日の喜劇は誰がお客様なんだろうね
先生かな それともクラスメイトかな
ははは もうどうだっていいよ
だって 仕方ないよね
親には心配も迷惑もかけたくないし
いつも優しく話し掛けてくれたあの子も喜劇役者に成り果てた…
ああ もうどうだっていいや
所詮もがいたって 何したって私の今は変わらないのだろう
ああならもうどうだっていいや
明日にでも私を手放してしまおうか
そんなことを思った5月1日は雨が降っていた
どうせさようならをするのならハレの日にしよう
母の声で目を覚ます午前6:00
今日も変わらず普通を演じる
少しめんどくさそうに口に出す「行ってきます」
ああ 今日は太陽が眩しい
沈黙がうるさい午前8:00
今日も変わらず道化を演じる
心を押し殺して口に出す「ごめんなさい」
ああ それも今日で終わり
そう思うと少しだけ こんな下らない日々がいとおしく感じて 少し泣けた
静かな場所を探す午後1:00
今日はいけないことをした
立ち入り禁止の屋上はとても広くて湿っぽかった
空に近づいて見る晴天の空は眩しすぎるくらい綺麗だ
今日はよく空を見る日だな
母の自慢お弁当は何故か涙の味がした
初めて授業をサボった午後2:00
私しかいないのではないかと錯覚する程の静けさはとても不思議な感じがした
悪いきはしないな むしろ心地いい気さえする
ああ 今日はハレの日だ
学校が終わった午後3:30
いつも通りの帰り道
そうしたところで何も変わらないけれど「ありがとう」と一礼した
よくお世話になった公園のブランコ
子どもみたいにひたすらこいだ
また 涙が出たよ
家に帰った午後6:00
明るさを纏わせて口に出す「ただいま」
今日は大好きなハンバーグだ
とても美味しかった
必死に食べる私を嬉しそうに見守る母の笑顔が今日の空よりも眩しく感じた夜だった
寝静まる午後1:00
今日は母とたくさんたくさん話した
馬鹿みたいにはしゃぐ私を見て
母はあきれて笑ってた
楽しかった 楽しかったよ 楽しかったんだ
ねえ 私はどうすればいいの?
教科書も学校の先生さえも
何一つ教えてくれなかった
生き方も苦しみの乗り越えかたも何もかも
逝きたい行きたいいきたい生きたい!
生きたいんだよ………
ねえ どうしたらいいかな
どうしたらよかったかな
何が正解なの?
もうわかんないや
痛いよ 辛いよ どうやったって変わりはしないこの世界の中で
私は生きていかないといけない
それが私に与えられた義務だから
変わらないんだよ 変えられないんだよ
こんなちっぽけな私<セカイ>の中で溺れている私なんかじゃ
わかってた 今見ている景色の小ささも
それがこの世界の100分の1にも満たないことも
わかってるんだ…でも変われない動き出せないの
下を向いて踞って 私を取り巻く全てに蓋をして
自分を守るのことが関の山だから
だから 私は私を自由にしてあげようと思う
まだ寝静まる午前2:00
いつも通り制服の袖に手を通す
いつも通り「行ってきます」と口に出す
いつも通りの通学路に「さようなら」と手を振った
ああ 今日も空が綺麗だ
朝日が顔を出す午前6:00
風が冷たくて心地いい
昨日と同じ屋上も今日は少し特別に感じた
余りに風が 朝日が優しくて何もかもが許された気がした
もう何もかも諦めてしまおう 重力に身を預けてしまおう
どうせ何も変わらないこんなちっぽけな世界なら
私がいなくなっても変わらず回り続ける世界なら
最期ぐらい悪い子になってもいいかな?
『 』ごめんなさい ありがとう
そして さようなら
私は一歩を踏み出すよ
もし生まれ変わったらまた会いたいな
その時は精一杯恩返しさせてね
それじゃ また会うその日まで
ああ さんざんな人生だったな
正義のヒーローになってみたかった
普通の子に なりたかったな
嘘と真をかぎわけて 今と過去<ムカシ>を比べずに
無理に進まなくていい
無理に顔をあげなくていい
立ち止まったっていいんだ
ゆっくりゆっくり一歩一歩 着実に
マイペースだっていいんだよ
俯いたっていいんだ
泣きたくなったなら大声をあげて泣いてみよう
人に頼ってもいいんだ
心に溜め込まないで 全て吐き出してしまえ
この目眩がする程の大空に
思いの限りを伝えてみよう
この空虚な世界で今日も生きている
明日も生きていく
その命つきるまで
マイペースに歩いていこう
初めましてblue whale と申します。
この作品を読んで少しでもいじめについて考えて下さる方がいらっしゃれば幸いです。