プロローグ
初投稿になります。読み辛いかもしれませんが頑張るって表現できるよう勉強していきます!
よろしくお願いします。
未来はどうなっているだろうか?
それは誰にも予想できないが一つだけ言えることがある。
『歴史は繰り返す』と。
2070年代日本の国民は未曾有の危機に瀕していた。
主な原因は人口減少が原因の国力の低下と一部の権力者による腐敗した政治だ。
この危機を救うべく一部の国民が立ち上がり革命軍を組織した。しかし銃などの武器が厳格に規制されている日本という国での革命は難しく、暴動を起こしてはすぐに鎮圧されていった―――。
2079年のある夜、革命軍のアジトの外で一人の科学者が満点の星空を眺めていた。
彼は未来の子どもたちのために、よりよい日本を残したいと考えて革命軍に参加した。
この星空を眺めて、科学者は祈った。
(どうかこの日本を救ってほしい、弱者が容易く踏みにじられる世界に終わりを)
その時だった、夜空を駆ける一線の流れ星。
いや星にしてはデカ過ぎる。その飛行物はこちらに向かって高速で落下を続ける。
(隕石か···!俺が願ってしまったから落ちてきたのか!?)
男から300メートルほど先に落下した飛行物は隕石ではなかった。男が近くによって見るとそこには人間の姿があった。
(人間だと···しかも少女!?宇宙人なのか?)
男が黙って見つめていると、落下してきた少女はこちらに向かって話しかけてきた。
「あなた方の欲している力を私があげましょう」
そう言うとその少女は四角い固形状の物質をこちらに渡してきた。
「これがなんだというんだ?!それに君は一体···」
「その物質にはあなた方の願いを叶える力があります。この物質の力を知ればあなたも欲しくなるでしょう」
するとその少女は物質を変化させ、銃を作り出し、木に向かって撃ってみせた。
「こ、これは!?武器になるというのか!?」
「あなたにはこちらの条件をのんでいただく代わりに、この物質を量産させる方法をお教えします」
この唐突な出来事により、革命軍の力は飛躍的に伸びた。自衛隊や警察などの国の組織を圧倒し、2080年の初頭僅か半年で中央政府を崩壊させた。
この革命を人々はこう呼んだ。
『再生の維新』と。
その後、革命軍の実力者達は元は一つの志で革命を起こしたのだが、それぞれの理想とする国の姿のため志は決裂。
日本に6つの国が誕生することになった。
主権者達の実力は拮抗し、日本を再び統一する者は現れなかった。その後20年間の膠着状態が続いた。
だが2100年再び歴史は動き出す。
この物語は、主人公の木場涼介が仲間達と共に全国統一を目指し奮闘する物語である。