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第十三話 一目惚れ

予定通り、投稿できました。


また、よろしくお願いします。

 クリスマスイヴの日、休みを取った俺は朝からのんびりと過ごし、久し振りに取引先の担当者に勧められて入会したスポーツジムで汗を流した。


その後、約束の時間が近付き、達樹と落ち合うために森山法律事務所へ足を向けた。




 森山法律事務所は達樹の父でもあり、弁護士でもある森山達雄もりやまたつお先生が開いている法律事務所で、達樹はそこで経験豊富な大先輩の達雄先生に、日々、鍛えられながら父に並び立てるようにと弁護士としての腕を磨いていた。




 仕事を終えた達樹と一緒に、クリスマスパーティの会場となっているイタリアンレストランへ入ると、大方おおかたの参加者はすでに会場入りを果たしているようだった。


ざっと中を見渡すと、一人の女性の後ろ姿が目に入った。




特に身体に力が入っている風でもなく、自然体で立っているようでありながらスッと伸びた背中が見る者にとても綺麗な印象を与えていた。


“彼女のような女性を『後ろ美人』と、言うのだろうな”

と思いながら、俺は正面から見た姿が気になり、その女性の横顔が見える位置にわずかに移動した。


すると、俺の視線に気が付いたその女性が俺の方へ振り向いた。




均整のとれた体形が女性の平均を上回る身長により、一際ひときわ人目を引き、また、顔のパーツがシンメトリーに配置されている小さめの頭が、細く長い首に支えられていた。




それらの全てが俺の視界に収まると同時に身体の芯に熱が集まり始め、俺はその女性から目を離せなくなった。


身体が熱を持ちうずくような感覚に、初めは俺の男としての本能に火がいたのかと思ったが、顔馴染みの高校の同級生がその女性に目を留めていることに気付き、俺以外の男の視界からその女性を隠してしまいたい衝動に駆られ、身体以上に心がその女性を求めていることを悟った。




まだ名前も知らず、一言も話したことのない相手だったが、すでに俺の心はその女性にとらえられてしまっていた。


しかも、不思議なことにその感覚を心地良いと感じている俺がいた。




そして、その女性こそが梨奈だった。


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