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8話目

むー4月までにもう一つ投稿したいところ。

 「その前に質問が」

一人の自衛官から手が上がる。やさしそうな顔をして中にものすごいエネルギーを持ってそうな雰囲気。年は不明。何故なら自分がそういうのを気にしたことが無いから。そんなことを気にしても何の足しにもならないし。


「どうぞ、なんでも」

社長が受けた。


「今の戦闘についてです。あなた方の無人偵察機は何故攻撃もされていないのに攻撃したのですか?」

専守防衛を基本としている自衛隊だ。その指摘は当たり前……なのだろうか。

そもそもバルバス・バウって民間の…考えたら負けだ。


「敵が近づいてきた。それだけで十分では?」

社長は社長でした。


「乱暴ですね」

自衛官の方は苦々しげな顔を一瞬してみせたがすぐ次の矢を吐いた。

「ここは民間企業でそこに勤めているあなた方は民間人です。今の戦闘は見かたを変えるとただの殺人です。それも殺人鬼といわれる類の。わかっているのですか?このことを公式に認めてしまっては中国は民間人を狙う理由になる。何せ民間人が攻撃してくるのですから。正当防衛でもただの反撃でも言い訳が通ってしまう」


見える。社長から透明なオーラが放たれている…もちろん比喩だが…肌が切れるような…

ってただ単にさっきの急速冷凍がまだ効いているだけか。


「では…何故。何故あなた方は我々に通報されるまで何も行動しなかったのですか?いや、いいです。喋る手間を省いて差し上げる。気づかなかったのですよね?全くこれっぽちも。それでそのままだったらどうなっていたと思っているんですか?工作員が上陸してこのバルバス・バウに重大なダメージを与えたかもしれない。何人も拉致されたかもしれない。潜伏されては山狩りしても見つけれないかもしれない。要は上陸される前にどうしても叩かなくてはならなかった。本来これはあなたがたの役目です。何故あの場にいなかったのですか?」


何故あの場にいなかったか。それは簡単だ……北海道全てを守れるほど自衛隊の装備は充実していない……

政治家どものおかげだ。あいつらは今頃真っ先に逃げたアメリカで暮らしているんだろうか。


「航空自衛隊は」

きりっとしたナイス・ガイが口を開いた。


「航空自衛隊はバルバス・バウの使用していた無人偵察機を購入したいと思います。購入日付はあの戦闘の1週間前くらいでどうでしょうか。」

そう、それでいい。口先で遊ぶ暇があったらとっとと進めないと。言葉遊びは政治家同士でやっていればいいのだ。


「お買い上げありがとうございます。何機くらいご入用でしょうか?」

第3開発部がにこやかに返す。


「とりあえず、今回使われた無人偵察機の説明が欲しいです。それと無人戦闘攻撃機の説明も。」

情報は金なりってね。できるだけ情報を集めようとするその姿勢に僕は好感を覚えた。問題は自分のところは彼に説明する必要のありそうなものを一切作っていないということか。


「かしこまりました。えーまず今回の無人偵察機は開発者からは通称EストライカーやEシリーズと言われている物です。特徴としては最大20時間飛行できることや、オプションを変えることによって対空も対地こなせるところ、旅客機並みの速度が出せる所などです。大きさは全長10メートル幅は18メートル程度で、最低重量は2.2トン、完全装備で約5トンになります。機体にはIR(赤外線)センサーとレーダーを標準で装備しています。ここまでで何か質問は?」


「そのオプションをもう少し詳しく知りたい。あとレーダーの性能は?」

興味津々な航空自衛官とノリノリな第3。あんた物づくりが仕事だろう……


「えーではオプションの詳しい説明に移ります。まずただ胴体下部に偵察ポッドを搭載した偵察タイプ。このポッドには標準で装備されているものより高性能な対地レーダーも搭載されており対地攻撃を行なう場合にもこのポットが使われます。他の機能は高解像度カメラと高倍率赤外線カメラ、さらに電波収集能力も持っています。補足としては元々この機体は高度18000m程度まで上昇が可能ですが、このポッドを有効に使うには高度1万が限度でしょう」


目が輝いている。自慢の息子といったところかね。


「次に機体上部に大型レーダーを搭載し、機体下部にバッテリーパックを搭載した警戒タイプ。北海道全部はまだ無理ですが、半径300キロメートルはカバーできます。ただ、電力消費が激しく、飛行時間が5時間程度に落ちます。生産にものすごいコストがかかるのと」


画面に表示されてるEストライカーから偵察ポッドがはずされて、上部にひし形…の用なレーダーがついて下に電池が取り付けられた。斜め上から見るとひし形の上辺は少し傾いているようだ。

「ただでさえ重いので他の防備は一切とりつけれません。またこの機体を飛ばすことで他の無人機との接続を確保しています。つまり、今の所はこの機体を飛ばしていないとEシリーズは機能が限定されます」

「今回警戒タイプではなく偵察タイプが先に半潜水艇を発見したのは、警戒タイプの居た場所の問題と警戒タイプが海上の索敵範囲がそれほど広くないことが原因で…」


だめだ眠くなって…は来ないけど退屈だ……


--長時間経過--


「アリス。まとめて」

-つまりEストライカーは対地攻撃が出来る偵察機ですね。以上。-

「簡潔すぎるけどまあそんなもんだよね」


Eストライカーはあと4つくらい装備があるんですが、全部書く必要ないんじゃないかな…?ってことで略しました。

誰かに書けって言われたら設定資料の形で公開しますが…

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