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《 蒼いシーツの上の触れ合いは 》
そっと触れるだけのキスをして
顔の角度を変えて
深く絡めるキスをして
私の右頬に貴方の左頬をつけ
耳許で囁く声と息づかい
貴方の手のひらは私の全身を撫で
私の手のひらは貴方の背中と腰を撫で
腕を絡めて
脚を絡めて
視線を絡めて
汗で濡れた肌を抱きしめられて抱きしめて
私の閉じた脚を貴方の脚で開き
潤む肌を擦り合わせ
柔らかに沈んで
弾みながら浮き
貴方は私の名前を呼んで
私は貴方の名前を呼び続けて
想い絡めて
滴るほどに蕩けて溶け合う
深蒼色のシーツの上




